【No.1345】2022年もありがとうございました!
今年は「本、読みました」と言ってくださる方が多くて、そのうえで発達相談のご依頼、恐縮です、という感じでした。 そういった方たちのニーズを伺うと、本を読んで「うちの子のアセスメントをしてほしいと思った」という方と、「発達援助という視点、育てなおすという視点、治っていくという視点を初めて知って興味が出た」という方の2パターンでしたね。 もちろん、そういったニーズに応えるのは当然ですが、個人的には「本に書いた以上のものを」という想いが常に頭の中にあった一年間でした。 実は私、ずっと苦手意識を持っていたんです。 アセスメントに関してはある程度、経験があるので自信があった。 でも、「じゃあ、具体的な方法は?」と言われると、だいたいがどこかで学んだことの焼き増しばっかり。 オリジナルの発達援助法みたいなのは、ぜんぜんなかったので、そこが課題だなと思っていて、今年は自分でも創り出そうとしてみました。 そして「こんなのどうかな」「よさそうだな」というのが、ちょっとずつ出てきて、少しずつお伝えしてきました。 具体的には、右脳と左脳の連携を促すアイディアとか、模倣が苦手な子の前段階を育てる遊びとか、覚醒レベルが低い子&体性感覚が乏しい子がエクササイズするときの一工夫とか。 まだまだ自信をもってご紹介できるほどの結果が出ていないので、発達相談を受けてくださった方にお話ししている段階です。 あと3か月で、てらっこ塾を開業して丸十年です。 親御さん達も年々変わってきて、治った家庭が出ていき、新しい家庭が入ってくる。 親御さん達の入れ替わりも激しく、同時にアプローチや考えも新しいものがどんどん出てきています。 そんな中で次の10年、てらっこ塾は続けられるのか。 大久保の賞味期限は切れないのか(笑) まだ同世代の親御さんからの相談が中心ですが、私より年下の世代の親御さんも増えてきて、次の10年間で確実に私はオジになり、親御さん達は年下ばかりになる。 事業形態も変化させていかなければならないでしょう。 まあ、とにかく私のような見えないものを売る商売は、技術と結果がすべて。 2冊目の出版ができた2022年がピークにならないように来年も精進していきます。 そして来年の年末には、皆さんに紹介できるような発達援助法が1つでも、2つでもできているようにしたいと思っています。 本年もこのブログにお付き合いいた...