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【No.1412】人が人らしく、人にしかできない部分で発達援助を行っていく

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厄払いをした父親と、何もしなかった母親。 した方が体調を崩し、しなかった方には何も起きなかった。 子どものとき、そんな姿を見ていたので、私は何もしないことにした。 だけど振り返れば、本厄モロ受けというのが今年の私でした。 なにか動こうとすると、ダメになる。 うまくいかないというよりも、ストップがかかるというのが2024年の一年間。 同じ57年生まれの男衆に訊けば、体調を崩した人、車や家などモノが壊れた人、ある人は自分じゃなくて家族に災難ばかり起きていたということでした。 そういえば、モノが壊れることは多かった。 たまたま重なっただけかと思っていたけど。 モノが壊れない時期は、自分の身体が壊れていた。 モノが身代わりになってくれていたのでしょうね。 とにかく厄年はあなどれないことがわかったのでした(笑) 相談者さんの中に、QEEG検査を受けたというご家庭が出てきましたね。 来年はますます増えることでしょう。 今までどういった脳機能が低下しているのか、発達が凸凹しているのかは、怪しいチェックシートか、行動観察か、支援者の見立てか。 私の場合、どうしても怪しさを抜け出せない(笑) 邪気とか、よどみとか、脳のこっちが動いてないですね、とか。 みなさんを説得するための唯一の基準は、定型発達という尺度で、いついつこれができる、通過している、ここまでが正常発達の範囲といったものでした。 そこにQEEG検査という客観的なデータが現れ、発達障害の世界、いや、発達援助の世界に大きな前進がみられた一年だと感じました。 金太郎あめのアセスメントと、職人芸頼みのアセスメントの時代は終わりました。 もうすぐAIがアセスメントする時代になるでしょう。 脳の見える化が進んだあと、大事になってくるのはヒト本来の役割。 各家庭の子育てを応援したり、アイディアを出したり、その子が育つ環境をクリエイトしたり。 どこに課題があるかがわかったら、その課題をどうクリアしていくのか、また実際に手足を動かし行動するかは、人が行う役割。 人が人らしく、人にしかできない部分で発達援助を行っていく。 今まで金太郎あめの療育に、カニカマの支援者ばかりでしたね。 支援者を食わせるために仕事を作ったみたいなハッタツ業界。 儲けるための過剰診断も、自立を目指さない自立支援も、みんな、淘汰されていく。 AIは忖度しないですからね。...

【No.1411】発達や子育てを援助する者

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「内々で処理できないまでになったんだな」というのが最初に思ったこと。 https:// 賃金未払い 北斗の社会福祉法人に是正勧告 大量退職も調査へ|NHK 北海道のニュース これまでにも利用者さん、家族が不適切な支援について訴えたり、職員が労働環境やハラスメントについて訴えたりしたよ。 でもその都度、パッと盛り上がったかと思えば、花火のように一瞬で消えていった。 幅を利かせることのできる理職がまだ沢山いたからね。 そういった人たちが去り、抑え込めなくなったのかもしれないなんて想像する。 こういった問題が”明るみに出る”と、批判の先はその施設、職員に注がれます。 でも、本当にそうなの? もちろん、そういった行いをした人が責められるのは当然のこと。 法人、組織として事業を行っている以上、その長が責めを負うのも当然。 だけど、その役割、仕事を押し付けてきた人たちがいるのではないでしょうかね。 監督する立場の行政だって、何も知らないなんてことはないはずです。 第三者委員の人だって何度も施設にやってきてましたね。 若い時は「なんで見抜けないんだよ」と思っていた私も、年数が経つごとに理解することができた。 見抜けないんじゃなくて、見て見ぬふりをしているんだ、ってね。 ある意味、問題を指摘し、施設に改善命令や業務停止を出すことは簡単にできる。 しかしそれ以上に、その施設を潰したあと、利用している人たちの処遇をどうするのか、ほかに行き場所があるのか、そっちを考えるほうが何百倍も大変。 全道から、本州から、全国各地からやってくる利用者。 そして何年も、何十年も、人里離れた場所で暮らしている。 当然、実際に行われているのは自立支援じゃなくて介護、薬漬けの生活。 本人も自立できるとは思っていないし、支援者側も思っていない。 また家族の中には、なまじい施設を出て生活ができるくらいに育っては困ると考えている人たちだっている。 家に連れて帰りたいけれども、近所の人たちから苦情が来るからと涙を流す家族もいる。 全国どこの障害者施設だって問題はあるでしょう。 そもそもが問題が生じやすい環境になっているから。 街の中心というよりも、郊外に。 外部の目が届きにくい構造。 本人が訴えても「障害があるから」と信憑性が疑われるし、そもそも訴える手段を持ち合わせていない人が大勢いる。 支援する側と支援される...