【No.1458】「無人島に行きたい」と親御さんが言ったら
インスタでフォローしている児童デイさんの投稿を見るのが私の楽しみになっています。 とにかく子ども達がキラキラしているんです。 活動内容も、自然豊かな場所でたくさん遊んでいる様子があったり、芸術活動をしている様子があったり。 スタッフの皆さんも心から楽しんで子ども達と、子ども達の成長と関わっている様子が伝わってきます。 地域の資源、その土地全部を使って子ども達の成長を後押している感じ。 もしてらっこ塾が立ち行かなくなったら、私が就職したいくらいです。 本当に素晴らしい施設というのは「お金を払ってでも利用したい」と思うようなところで、この児童デイさんは国からの給付金なくてもやっていけるくらいなポテンシャルと質を持っているでしょう。 でも本来はそうでなくちゃ。 給付金前提のサービスしかできないところに何かを期待すること自体が無理な話ですから。 私が学生だった頃、自閉っ子のお母さん達は「無人島に住みたい」とよく言っていました。 その意味は「刺激の少ない環境だと自閉症の人は落ちつくから」といったものでした。 確かに無人島に行けば、注意を奪う目に入る刺激や不快に聴こえてしまう人工音がありません。 当時、頻繁にパニックになる子が多かったので、また支援自体も「環境調整+刺激を減らす」ばかりでしたので、私も無人島のような環境が彼らにとって幸せじゃないかと思っていました。 しかし発達援助という仕事をしていく中で、また発達障害自体が改善し、治っていく人たちを見ていく中で、無人島のような環境はむしろ刺激が多くて、積極的な意味で自閉っ子たちが育つ環境だとわかるようになりました。 施設の中で支援や療育を受けている子よりも、環境的にも、子育て的にも自然な方が刺激が多くて伸びていく子が多い。 理由はとても簡単です。 自然界に四角や直線はありません。 すべての刺激が不規則で、かつ常に作られては壊されている。 つまり、この刺激の揺らぎ、多様性、無限性が豊かな刺激となって子ども達の身体に、脳に、届いていくのです。 早期診断、早期療育に頑張ってきた家族が、その支援の枠から抜け出し、「全部やめた」とした途端、子どもさんがググっと伸びる、大きな変化がみられることは珍しくないことです。 むしろ支援をしてきたことが子どもの発達する力を妨げていたのでは、と感想を述べられる親御さんもいるくらいです。 それは支援自体が...