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9月, 2022の投稿を表示しています

【No.1312】対症療法にも、根本治療にも

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子ども達にバンバン精神科薬を処方している医師が、同じように子ども達のワクチン接種を推奨しているのは見ていてスッキリします。 その根っこに一貫性があるからです。 科学の力を信じているのかもしれないし、たとえ目先の利益だとしても短期的な効果に価値を見出しているのかもしれません。 はたまたとにかく現代の医療制度の中では、いかに薬を出すか、何度も通ってもらうか、治さないかが商売としての利益につながりますので、医師という個人が自分のため、経営のため、雇用しているスタッフのためにそういった行動に出るのもわかります。 一方でスッキリしないのは、我が子に精神科薬を飲ませることを拒否していたのに、ワクチン接種させてしまう親御さんです。 化学物質を成長期の子どもの体内に入れることを、将来的なリスクを、ベネフィットとリスクのバランスを、気にして拒絶していたのではないのでしょうか。 「精神科薬とワクチン接種は異なる」と言いたいのでしょうが、私にはいくら「子どもの命を守るため」と綺麗事を言おうが、結局、子どもをコントロールしたいだけでしょと思ってしまいます。 そうです、表では一貫性のないことに見えたとしても、深い部分、人間のドロドロした部分では一貫性を持っているんですね。 私は「ことば」「言語」の勉強をしていて、時々思うのです。 「ヒトは真実を隠すために"ことば"を発達させてきた」と。 もちろん、道具として情報伝達という意味もあるのでしょうが、現代の私達は本心を隠す道具として使っている場合が主になっていると感じます。 SNSなんて、まさに偽りだらけの言語空間です。 私は一般的な人と比べれば、他人の話を多く聞いている人間だと思います。 しかし実際は、ほとんど聴いていません(笑) もっと詳しく言えば、言葉で表現されている内容よりも、タイミングや間、口調や音程の変化、言葉のチョイス、表情や仕草、雰囲気のほうに意識を向けています。 なぜなら、そちらのほうに真実が現れているから。 ひと言で「我が子の言葉の遅れが心配なんです」と言っても、どのくらい心配しているのか、本当に心配しているのか、言葉の遅れは表面的なことであって本当の悩みはどんな背景、根っこと繋がっているのかは、人それぞれ違います。 実際には「言葉の遅れ」はカモフラージュのこともあり、実は別のことに悩んでいることもあれば、自

【No.1311】支援者になる理由

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福祉の世界に入って最初にびっくりしたのが、職員にきょうだい児や親御さんが多かったことです。 これは支援学校で働いたときも感じたことで、もっと前に戻れば、教育大学に入学したとき、養護学校教諭を目指す課程の学生の多くがそうでした。 当時は「やっぱり一般の人には障害を持った人と関わる機会がないから、身近にいた人が目指し、自然と割合が多くなるのかな」と思っていましたね。 でも実際に同僚として働いてみると、そんなシンプルな話ではなかったことに気がつきました。 特別支援の世界でも「愛着障害」という言葉が市民権を得て、そういった支援者たちの背景がわかりやすく説明される機会が増えました。 一言でいえば、「支援する自分」が愛される存在。 幼少期、どうしても我慢する場面が多かったきょうだい児。 親としても、意識無意識を問わず、我慢してくれたときにポジティブな雰囲気、メッセージを送ることが多かった。 きょうだい児としては、そういった親の感情を敏感に察し、親が望むような行動をするようになる。 親の顔色を伺い、子どもらしからぬ先回りをして手のかからない良い子を演じようとした結果、いつしかそれが自分の人格であるかのように錯覚してしまう。 本当は甘えたいし、我がままを言いたいし、自分だけに注目してほしかった。 いくら良い子を演じていても、身体はそういったことを望み、そこのヌケは隠しきれない。 だからそういった背景を持つ支援者は、とにかく利用者さんの身体に触れようとする。 平気で彼らのプライベートに入りこみ、いつしか疑似家族を形成してしまう。 本人は「利用者さんのため」と言いつつ、なんでも手出ししてしまうのは、幼少期に身についたお世話係としての役割。 とにかく1対1の強い結びつきを持とうとする。 なので、彼らの自立を阻む最大の壁が支援者なのです。 こういった説明は、今までも行ってきましたし、みなさん、なんとなく支援者と関わっていて察することができる話だと思います。 しかし話は続きます。 たぶん、これは実際に働いた人にしかわからない感覚だと思います。 当然、無意識レベルではありますが、こういった愛着形成のヌケを埋めるために、沁みついた役割を果たすために支援者になった人だけではなく、復讐のために支援者になった人も少なくありません。 上記のように自分の生い立ちやきょうだいに近い人をターゲットにして愛着形

【No.1310】3世代のアセスメントと発達援助

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先週の木曜日、最終便で東京へ行き、翌日の朝一の新幹線で愛知のご家族のもとに。 一日、愛知県内を回って次の日は関東を回って、日曜日の午前中、東京のご家族の発達相談を終えて、午後函館に戻ってきました。 同時進行で福岡と東京の出張の調整をしていて、訪問した子どもさん達の報告書を作成しつつ、途中で取材を受けながら、溜まっていたメール相談にお応えし、やっと息をついて今ここです。 取材中、気がついたのですが、「大変なことは何ですか?」と訊かれて、自分では大変さを感じていないことがわかりました。 「自分がやりたい仕事を自分で作ったから、大変さを感じていなんですよ」なんて自分の口から出て、「そういえば、結構ハードで、毎日毎日、なにかしたら発達相談を行っているけれども、疲れてないよな」と思ったり。 相談者の年齢も0歳の子もいれば、成人した人もいて、親御さんからの相談もあれば、ご本人からの相談もある。 みんな、同じ「発達障害」と言われているけれども、一人ひとり課題は異なり、根っこも異なる。 もっといえば、その悩み、生きづらさは「発達障害」からきていないこともあるし、そもそもそれって治す必要があるのかってこともある。 このように一人として同じ答えはないし、答え自体、存在しない。 だから毎日、頭に汗しながら、一方で楽しく仕事ができているんだと思います。 私は子ども時代から器用貧乏なところがあって、なんでも一応はできてしまう。 その分、飽きっぽくて長続きしないところがあるんです。 唯一、続いているのはスワローズファンと妻との結婚生活(笑) 大学卒業後からハッタツの世界に入ったけれども、正直、こんなに続くとは思わなかったですね。 以前、実際に発達相談を受けられた人から「紹介で」ということもあります。 そうすると、「全然、聞いていた感じと違う」とおっしゃる方もいますね。 当然、一人ひとり異なるのですから、しかも最低でもお子さんと親御さん二人のキャラクターがいるのですから、私が言うことはその人によって全く変わります。 たとえ課題の根っこが同じであったとしても、どこから育てていくのか、アプローチしていくのか、その優先順位は子どもさんの今の状態と親御さんの理解、姿勢によって異なります。 一言でいえば、「できないこと」「続けられないこと」を言っても仕方がないと私は思っています。 また置かれた状況を鑑みて

福岡出張のご案内(12月9・10日)

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すべての訪問予定が決定しました。どうもありがとうございました!お会いできる皆さま、どうぞよろしくお願い致します☆彡(2022年9月23日AM6:00) 8月に予定しておりました福岡出張を12月に行うことが決まりました。 只今、二家族の訪問が決定しております。 もし他にも福岡県内でご希望の方がいらっしゃいましたらご連絡ください。 また平日(金曜日)で構わないのでしたら、福岡県外のご家族の元に伺うことも可能です。 「発達障害」から「なぜ、我が子の発達が遅れているのか」へ。 課題の根っこを知ることで、より良い子育て、発達の後押しができることを応援します。 【日程】 12月9日(金)午前 「 × 」  / 午後 「福岡」 12月10日(土)午前「福岡」  /  午後「福岡」 *ご希望が重なった場合は、先着順とさせていただきます。 *12月9日(金)でしたら福岡県外にも伺えます。 *航空券の予約がございますので、募集は【9月22日23:59】までに致します。 詳細を確認したい方は【出張相談問い合わせ】と件名に書き、お問い合わせいただければ、ご説明いたします。 出張相談についての内容は、 てらっこ塾ホームページ をご覧ください。 ご依頼&お問い合わせ先: メールアドレス

【No.1309】「おっぱいを飲まないんです」

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「うちの子、おっぱい、ぜんぜん飲まないんです」 2022年に入って、なんど聞いた話でしょうか。 前回のブログで、今年に入って乳児さんの相談が増えたという話を紹介しました。 本当に増えたんですよ、0歳代の子ども達の発達相談が。 そして、ほとんどの親御さんが「おっぱいを飲まない」ということを訴えられます。 私はニッチな商売をしていますので、当然、相談に来られるケースは特殊なものばかりになる可能性があります。 ですから、たった一つのケースであったことを、不特定多数に向けた発信ではしないようにしています。 しかし、この「おっぱいを飲まない」は、私以外の人も、別の場所でも感じている人がいるんですよ。 私の知り合いの保育園の先生だったり、医療系で子ども達と関わっている人だったり。 「おっぱいの飲み具合」というのは重要なアセスメント項目の一つになります。 どのくらい飲んでいたかという量も大切ですが、「リズムよく飲める」「ちゃんと舌を使って乳首をたぐり寄せられる」ということが、その時点できちんと発達できていたかを確認する上でポイントになります。 おっぱいを飲む時点で、うまく吸えなかったり、だらだらと口から流れてしまったり、くわえるだけで舌が動いていなかったりすると、「胎児期から神経発達の遅れがあったのでは」と推測されます。 お母さんのお腹の中で、羊水を飲んでは吐く、指しゃぶりを繰り返し、おっぱいを飲む練習をしますので。 その練習が足りなかったのか、やりきれる環境ではなかったのか、はたまたそれ以前に、練習できない器質的な課題があったのか、アセスメントではさらに背景を推測していきます。 おっぱいを飲めない赤ちゃんが増えたと聞いて、はじめはワクチンの生物的な影響やマスクによる酸素の問題、消毒・除菌の影響、お母さんの心理的な不安が、胎児期の神経発達に不具合を生じさせていたんだと思っていました。 先ほどお話しした通り、おっぱいを飲むという原始的な動きができないとなると、胎児期以前で神経発達に課題があった可能性が高いからです。 しかし、赤ちゃん、親子を見ている人達と話をしていく中で、それだけではないと思ったんです。 どうも赤ちゃんが、おっぱい自体を拒否している感じ。 どうしてそう思うかといえば、ミルクならごくごく飲む赤ちゃんもいるからです。 もし胎児期の神経発達の課題だとしたら、ミルクに変えて

【No.1308】「バイパス」の話をもう少し

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前回のブログ 『言語発達とバイパス』 を読んで下さった方たちから 「もっと話が聴きたい」 「自分もそんなふうに感じていたんです。やっと言語化できました」 など、好意的なリアクションをいただきました。 実はこれはずっと前から思っていたことで、実際、神田橋先生が書籍の中でも使っていた表現でしたし、自分の内側で温めていた話でした。 ただ、「まだ公で表現するのは早いかな」「中途半端な段階でブログに記すのは誤解を生むかな」なんて思っていので、時期を見ていた感じです。 通常、「治った」と聞くと、二人の姿をイメージされると思います。 同年齢の子どもと変わりないような「普通の子」になったという意味での治った。 数々の困難が幼少期からあったけれども、1つずつその課題がクリアされていき、親御さんから見ても、「あ~、うちの子はたくさん治ってきたな」という意味での治った。 そもそもが感覚過敏も、季節の変わり目の不調も、知的障害も、一度診断や特性が確認できれば、「生涯治らないもの」と言われていましたので、たとえ普通の子にならなくても、大いに「治った」と言えるでしょう。 「バイパス」について考えだしたのは、ある程度、大きくなってから言葉を話すようになった人達がどうも通常の言語脳と別のところを使っているのでは、と感じるようになったからです。 前回のブログで紹介したように、言葉を話すとき、身体の別の部分が連動して動くのが気になりました。 あともう一つあって、普通の子にはなっていないけれども、治っている人たちの発達の進み方を見て、そう思うようになったんです。 なかなかこの辺りの様子を言語化するのは難しいのですが、"根っこ"からじゃなくて、その上の辺りから部分的に治ってきている感じがあります。 具体的に言えば、脳から首、腕まで治っている(?)、神経発達ができているんだけれども、手首から先が育っていない感じ。 あとは、ハイハイのやり直しは終わったけれども、それで左右交互の動きができるようになったけれども、左半身と右半身を連動させた動きがぎこちない。 他人との距離感が掴めるようになったけれども、心身のコンディションによって波が生じる、といった感じです。 今のところ、この背景には三つのことが考えられます。 まず「ある程度、年齢が上がってから育て直しを始めた」ということ。 育て直しのアプロ

札幌出張のご案内(10月23日)

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札幌圏内のご家族から依頼があり、10月に出張することが決まりました。 おひと家族の発達相談ですので日帰りにしようかと思ったのですが、もし他にもこの機会に発達相談を受けてみたいという方がいらっしゃいましたら1泊2日にしてお受けしようと思います。 【日程】 10月22日(土)午前 ×  / 午後 函館→丘珠 10月23日(日)午前〇  /  午後〇 →17:30丘珠発 *ご希望が重なった場合は、先着順とさせていただきます。 *航空券の予約、木曜日から東海&関東出張がございますので、募集は【9月13日23:59】までに致します。 詳細を確認したい方は【出張相談問い合わせ】と件名に書き、お問い合わせいただければ、ご説明いたします。 出張相談についての内容は、 てらっこ塾ホームページ をご覧ください。 ご依頼&お問い合わせ先: メールアドレス

【No.1307】言語中枢とバイパス

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言葉(言語)は、発達の順序で言えば、後半も後半です。 ですから、胎児期から2歳前後で生じている発達のヌケや遅れを育て直すことで、言葉の発達が進んでいくことが多くあります。 ですから、言葉の遅れが見られる子ども達の場合、言葉をトレーニングするよりも、言葉以前の段階を育て直すことが有効です。 この前も、それまで発語がなかったお子さんが、夏に思いっきり全身で遊び切ったあと、というかその途中で「ママ」と呼んでくれたという報告をいただきました。 一方で、全員が全員、「言葉の遅れ=胎児期から2歳前後の発達のヌケ」ではないような気もしています。 もちろん、発達のヌケを育て直すこと自体、その子が生きやすくなるし、いろんな発達・成長に派生していくことなので望ましいといえるのですが、「なんで言葉の面では思うように伸びていかないのかな」と思うこともあるのです。 親御さんは一生懸命後押ししているのに。 本人も育て直しができ、ヌケを埋めることができたのに。 私が関わってきた成人の方達の中には、子ども時代、まったく言葉を話さなかった人もいます。 また小学校高学年、10歳を過ぎたあたりから急にしゃべりだした人もいます。 幼稚園まで単語レベルでしか話せなかったのに、就学後にかなり流暢に、むしろおしゃべりさんくらいに育った人もいます。 中には脳のMRIを撮り、医師から「言語中枢が真っ白でしょ。この子は生涯言葉を発することはありません」と言われた人も、中学生くらいから言葉が出だしたケースもあります。 ただ一言で「しゃべるようになった」「発語が出るようになった」と言っても、その後、どのような段階まで言葉、しゃべりが育ったかは一人ひとり異なっています。 同世代の人と同じくらいまでしゃべれるようになった人もいれば、そのまま単語レベル、二語文まで、片言の日本語みたいな感じ。 言語発達の研究で言えば、野生児の養育、治療から言葉を覚え、発するには時間的リミット、臨界期があるのだろう、と言われています。 確かに、どの年齢、年代で発語が見られるのか、それはその後の言語発達を予想する上で重要なポイントになると思います。 やはり小学校低学年、8歳くらいまでに発語があった子ども達は、その後、日常会話が支障ないくらいまで育っていく印象です。 年齢が上がっていくほど、言葉が出たとしても、それ以降の発展がとてもゆっくり、あまり変

【No.1306】見えるものと見えないもの

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夏は過ぎ去ったのに、下の子の石ブームは去ることを知らず、昨日も採掘場(園庭とも言う)でお気に入りの石を採掘してきました(笑) このペースで採掘を続けたら、家は確実に石だらけになるでしょう。 石って数個飾る分にはいいですけど、さすがに100を超えてくると保管場所が大変です。 それだけ集まると重いし、歩いていたら転がっている石を踏んでいたいし…(涙) そういえば勾玉って知っていますか? 図書館で借りてきた石の本を見たら、あの意味が書かれていました。 私達の古い祖先たちは、あの勾玉を見て、「見えるものだけではなく、見えないものも大切にしなければならない」と考えていたようです。 クジラみたいな形ですが、反対側に同じ形をくっつければ、円になる。 当時の道具を想像すると、あの形にするのはとても難しく、労力のいる作業だったはずが、それだけ勾玉に込めたい意味があったのだと思います。 私も見えないものを大切にしたい気持ちはもっていて(笑)、神田橋先生が患者さんの左側頭部に邪気が見えるのを知ってから、私にも見えないものかと精進したものです。 そこに邪気がある人は、言語面での課題や疲弊感を持っているようで、たぶん、側頭葉にある聴覚野とウェルニッケの感覚性言語中枢、前頭葉ではありますがブローカーの運動性言語中枢の状態が見えているんだと思います。 確かに言葉の遅れがある子は、左側頭葉らへんに重い感じがありますよね。 重い雰囲気を感じたら、それは聴覚の疲労なのか、側頭葉のダメージなのか、「聴きたくない」っていう強い意思(深層心理)やトラウマか。 一方で聴覚(耳)の未発達、右脳の育ちの遅れから左脳の発達全般に遅れが出ている、そもそも脳全体が幼いって場合は、そのような邪気、よどんだ感じは見えませんね。 ですから、左側頭葉の邪気は、まあ、邪気全般にいえることかもしれませんが、なんらかの原因によってその部分の機能が抑制されている状態、発揮できずにもがき苦しんでいる状態なのかもしれないと捉えています。 そんな場合は、脳みそ全体をラクにする方法が有効で、運動や遊び、栄養や休養の改善、トラウマの解消などによって、言語発達が進んでいくことが多い気がします。 一方で邪気を感じない、むしろつるつるしているような感じがした場合の言葉の遅れは、やっぱり爬虫類の脳、哺乳類の脳に課題があると思うんです。 先ほど言語中枢に

【No.1305】妊娠出産を迎える前に

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私のSNSにこのようなメッセージをいただきました。 「 こんな時代に産んで本当に守ってあげられるのか、子どもは健やかに人間として一生を送られるのか等考え出すときりがないのですが、もし授かれるのなら、時代やその背景に負けない位心身共に強くしなやかな子にしたいとも思います。そのための心づもりややるべきことがあればブログやVoicyで お考えを聞かせていただければと思います。」 心配なのは当然ですよね。 うちも子どもが2人いますが、いま、結婚して「子どもを」という状況でしたら、同じような悩みが出ていたと思います。 「こんな時代に」って本当に思う。 だけれども一方で、子どもって未来の希望なんですよね。 それは我が子に限らず、私達大人の後ろに未来を担ってくれる存在がいること自体が。 そういった子ども達に「自分たちのときよりも、ちょっとでも良い未来を残したい」と思えることが私達の生きがい、生きる目的だといえるのではないでしょうか。 自分たちでその種が終わることがわかっていれば、どこまでも自己中心的に、また投げやりな命の使い方をするでしょう。 メッセージの中に、とても前向きな想いを感じました。 ですから、私もその想いを応援したいと考え、今回のブログを綴っていきます。 『 時代やその背景に負けない位心身共に強くしなやかな子』って、まさに私が発達援助という仕事を通して後押ししていきたいこと。 実は対面では「次の子を考えているんですが、どういったことに気を付ければいいですか?」「次の子も発達障害だとしたら…。それが心配で踏みこめません」といった相談を受けることがあります。 とてもナイーブな質問であり、私の答え方次第によってはそのご家族の人生をも変えてしまいかねないと思いましたので、対面に限り、慎重に慎重を重ね、言葉を選びながら私個人の見解をお話ししてきました。 なので、このブログも10年続けてきましたが、それに関しては取り上げないようにしていました。 しかし今回、メッセージを頂き、またコロナ騒動を経て、作られた発達障害児が急増加することを踏まえ、予防ということについても発信していく必要があると思いました。 もちろん、私個人の狭い範囲での体験、学びの中での話になりますが、これから妊娠出産を考えられている若い世代の方たちに向けて情報共有いたします。 【妊娠前】 ◎最低でも一年くらい前から心