一歩踏み出した2013
このままだと来年の大河「軍師官兵衛」が始まってしまうと思い、溜まっていた「八重の桜」を一気に見ました。 その「八重の桜」最終回で、主人公の八重さんが言っていたセリフが印象に残りました。 「新しいことを始めると、必ず批判する人が出てくるものです」 「特別支援教育があるから必要がないこと」だとは、私は思いません。 家庭での療育を手伝う人が必要です。 学校で学んだことを家庭に般化させる人が必要です。 自閉症の人たちも、学校以外でも学びたいと思っている人もいます。 学校を卒業したら、必ず就職できる、必ず施設に入れる世の中ではなくなりました。 学校と違うことを教えられては困るというなら、お互い強みを生かして、より良い教育のために力を合わせていけばよいのではないでしょうか。 「儲からないことを何でわざわざするのか?」と尋ねられることもありました。 儲けられることが仕事の価値を決めることではありません。 世の中で必要な仕事だからこそ、やる価値があるのだと思います。 新しい仕事が、新しい価値観を生み出し、新しい未来を作りだすことがあるのではないでしょうか。 起業してからというもの、地域からの視線を感じます。 本当に価値のあることなのか? どれくらい知識と専門性をもった人物なのか? 自分たちの組織にとってプラスの存在になるのか?マイナスの存在になるのか? うまくいくのか?いつまでもつのか? 『てらっこ塾』の動向を気にしている人たちが、少なからずいることがわかります。 新しいことを始めることは、本当に大変なことだと感じる2013年でした。 しかし、この2013年に踏み出した一歩が、将来、「自閉症のままで生きられる地域、社会」という目標へと続いていく道になると信じ、2014年も励んでいきます。 実績のない『てらっこ塾』を利用し、応援して頂いた皆さま、本当にありがとうございました! 2014年も可能な限り前を向き、一歩ずつ足を前に出していきたいと思います。