交際が発展していかない理由!?
保護者の方たちの集まりに参加させて頂くと、「やっぱり男と女は、脳のタイプが違うな~」と感じることがあります。
女性の方たちは、「こんな大変なことがあった」「うんうん、うちも前にあった」「そうなのよね~」などと、共感を求めている様子が伺えます。
一方、男性の方たちは、「こんなときは、こうした方が良い」「これをやったらダメだった」「今後どうしていきますかね?」など、常に結論を出そうとする様子が伺えます。
女性は、男性の何かと結論を求める話を聞きながら、「もっとゆっくり話を聞いて」「結論よりも、ただ聞いて欲しいんだから」と、
男性は、女性の結論のない、あっちこっちに飛ぶ話を聞きながら、「何が言いたいんだかわからない」「そんな話じゃ状況は変わらないだろう」なんてお互いに感じているかもしれません(笑)
自閉症の人たちの脳は、男女ともに「男性の脳のタイプ」に似ていることがわかっています。
私はこの「男性の脳のタイプ」に似ていることが、自閉症の人たちがなかなか男女交際に発展していかない要因になっているのではないか、と考えています。
例えば、異性とデートに出掛けたとします。
相手から「この食事おいしいね」と言われたら、男性脳のタイプの自閉症の人は「私はあなたのハンバーグを食べていないから、おいしいかどうかはわかりません」と、事実に対し真面目に答える。
また、「私のステーキの焼き加減は良いのですが、このサラダはイマイチですね。それと、イマイチと言えば、あの店員の態度・・・」などと雰囲気を壊しかねないことを言ってしまう。
この場合、相手が求めていることは、「おいしい食事が食べられる時間を一緒に過ごせて幸せ☆」という共感ですので、"あなたと一緒に食事ができて嬉しい"という気持ちを表現する方がモテると思います。
食事が終わったあと、「これからどうしよっか?」などと言われても、「選択肢は3つあると思います。1つ目は電車で帰る。2つ目はタクシーで帰る。3つ目は歩いて帰る」などと結論を導き出そうとする傾向もあります。
この場合、例え本当に帰りたかったとしても、「あなたと一緒にいることは楽しい。でも、明日も仕事があるんだ」とワンクッション入れてから断ったり、「次の休日に映画に行こうか?」など、別の提案をすることの方がモテると思います。
これはある意味、テクニックとして学ぶことなのかもしれませんが。
自閉症の人たち本人は、いたって真面目ですし、誠実に相手と向き合っています。
しかし、脳のタイプの特性のため、言葉を字義通りにとってしまったり、相手の気持ちに気が付くことが苦手だったりします。
結果として、会話が続かなかったり、相手が求めていることに応じられなかったりして、交際が発展していかないということもあります。
恋人や夫婦、家族の会話は、何か答えや結論、議論を求めているのではなく、共感することが最大の目的となっている場合がほとんどです。
会話には、相手や場面によって、共感が重視されることや結論を出すことが求められることがあるということを、自閉症の人たちに教えていくことは大切だと思います。
本来、誠実で真面目な方たちですので、異性との付き合い方もきちんと学べば、交際が発展していける機会も増えていくと思っています。
私自身も、常日頃、妻より重ね重ねご指導ご鞭撻を賜っているところです。
「全部の会話に結論はいらないの。ただ聞いてほしいんだから!」と(笑)
自閉症の方たちの支援だけでなく、家族や恋人との会話の参考にしていただければと思います♪
*過去の記事『自閉症と恋愛、結婚』もよろしければご覧ください♪
女性の方たちは、「こんな大変なことがあった」「うんうん、うちも前にあった」「そうなのよね~」などと、共感を求めている様子が伺えます。
一方、男性の方たちは、「こんなときは、こうした方が良い」「これをやったらダメだった」「今後どうしていきますかね?」など、常に結論を出そうとする様子が伺えます。
女性は、男性の何かと結論を求める話を聞きながら、「もっとゆっくり話を聞いて」「結論よりも、ただ聞いて欲しいんだから」と、
男性は、女性の結論のない、あっちこっちに飛ぶ話を聞きながら、「何が言いたいんだかわからない」「そんな話じゃ状況は変わらないだろう」なんてお互いに感じているかもしれません(笑)
自閉症の人たちの脳は、男女ともに「男性の脳のタイプ」に似ていることがわかっています。
私はこの「男性の脳のタイプ」に似ていることが、自閉症の人たちがなかなか男女交際に発展していかない要因になっているのではないか、と考えています。
例えば、異性とデートに出掛けたとします。
相手から「この食事おいしいね」と言われたら、男性脳のタイプの自閉症の人は「私はあなたのハンバーグを食べていないから、おいしいかどうかはわかりません」と、事実に対し真面目に答える。
また、「私のステーキの焼き加減は良いのですが、このサラダはイマイチですね。それと、イマイチと言えば、あの店員の態度・・・」などと雰囲気を壊しかねないことを言ってしまう。
この場合、相手が求めていることは、「おいしい食事が食べられる時間を一緒に過ごせて幸せ☆」という共感ですので、"あなたと一緒に食事ができて嬉しい"という気持ちを表現する方がモテると思います。
食事が終わったあと、「これからどうしよっか?」などと言われても、「選択肢は3つあると思います。1つ目は電車で帰る。2つ目はタクシーで帰る。3つ目は歩いて帰る」などと結論を導き出そうとする傾向もあります。
この場合、例え本当に帰りたかったとしても、「あなたと一緒にいることは楽しい。でも、明日も仕事があるんだ」とワンクッション入れてから断ったり、「次の休日に映画に行こうか?」など、別の提案をすることの方がモテると思います。
これはある意味、テクニックとして学ぶことなのかもしれませんが。
自閉症の人たち本人は、いたって真面目ですし、誠実に相手と向き合っています。
しかし、脳のタイプの特性のため、言葉を字義通りにとってしまったり、相手の気持ちに気が付くことが苦手だったりします。
結果として、会話が続かなかったり、相手が求めていることに応じられなかったりして、交際が発展していかないということもあります。
恋人や夫婦、家族の会話は、何か答えや結論、議論を求めているのではなく、共感することが最大の目的となっている場合がほとんどです。
会話には、相手や場面によって、共感が重視されることや結論を出すことが求められることがあるということを、自閉症の人たちに教えていくことは大切だと思います。
本来、誠実で真面目な方たちですので、異性との付き合い方もきちんと学べば、交際が発展していける機会も増えていくと思っています。
私自身も、常日頃、妻より重ね重ねご指導ご鞭撻を賜っているところです。
「全部の会話に結論はいらないの。ただ聞いてほしいんだから!」と(笑)
自閉症の方たちの支援だけでなく、家族や恋人との会話の参考にしていただければと思います♪
*過去の記事『自閉症と恋愛、結婚』もよろしければご覧ください♪
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