【No.1168】「われ思うゆえに、そうである」という助言

都知事がまたおかしなことを言い始めました。 今度は、「20時までに仕事を終え、帰宅」の号令です。 なぜ、20時にこだわるのかわかりませんが、というかなぜ、20時で仕事を切り上げることが感染症対策になるのか、教えてほしいものです。 「安全だけれども、安心ではない」などの発言からも、科学的な思考をお持ちではないのでしょうから、単に焦っているだけなのでしょう。 要請に従わないお店は増える一方、外に出る人も増える一方。 グローバルダイニングの裁判でも、ボロが出まくり。 日本は法治国家であり、憲法がある国ですので、「われ思うゆえに、そうである」というのは感情のままにワガママを言っているだけです。 首長にしても、専門家にしても、根拠を示さない我がままっ子ばかり。 私が仕事をしている上でも、この「根拠を示す」ということは大事だと考えています。 しかし、扱っているのが目に見えない「発達」ですので、ここが一番苦労するところでもあります。 まあ、研究者ではないですし、民間企業ですので、結果が出ればすべてOkという想いもあるのですが(笑) ただそれでもやはり根拠を説明できなければ、「大久保が分かる」=「大久保に頼めば良い」という感じになってしまい、それは宗教であり、ギョーカイがやっていることと同じになってしまいますので、科学的な根拠と合わせて、子どもさんのどういった様子が確認できるから、こうなんです、という説明はしていかないといけないと思っています。 いろいろなところで、医師や支援者からの診断、アセスメント、意見書の類を見せてもらうことがあります。 しかし、笑っちゃうぐらい全国どこでも同じようなことが書かれています。 児童デイのような自動でシートを作成してくれるアプリがあるのかもしれませんが、手書きのモノもあるので、そうではないようです。 全部、昔、私が学生時代に習ったような「見通しを持たせるために予定を事前に伝える」「コミュニケーションが苦手な子は、絵で伝える」「気が散りやすい子は、掲示物を減らす」「多動な子はトランポリン」。 だいたい、こういった決まり文句を接続詞だけ変えておけば、完成です。 こういったマニュアル的な決まり文句が令和になっても生き残っているのは、ギョーカイに知識の更新がないという表れです。 これはコロナ騒動で出てくる人達と同じで、ずっと「未知のウィルス」状態。 ですか...