【No.1517】その問題行動は「自己完結か、巻き込みか」
「問題行動」とひと言でいっても、内容、様相はさまざま。 だけど、基本的な見立て、支援、援助の組み立て方として押さえておいてもらいたい点を今日はお話しますね。 まず注目してほしいのが『頻度』 日々、日常的にそれをやっているのか、それとも週に1回とか、なにかがあったときなど、不定期に行っているか。 日常的な場合は、それ自体がストレスに対する対処行動になっている可能性が高いですね。 つまり、心身を安定させるために行っている、やむを得ずって場合もあるけど。 こういった対処行動としての行為を止めちゃうと、禁断症状が出るのが自然な流れ。 たとえはよくないけど、精神安定剤とか、ドラッグとかで精神を落ち着かせている人から取り上げちゃう感じに近い。 問題行動を必死に止め続けた結果、どうにも手が付けられないくらい状態が悪くなる、行動障害から強度行動障害へというパターンがそれ。 見ていて辛くなるし、本人も辛かろうという気持ちはわかるんだけど、精神安定剤としての、辛い現実への対処行動としての問題行動という視点がないと、こういったことが起きちゃう危険性がありますね。 一方で、定期的ではないランダムな問題行動の場合は、ストレスの蓄積からの爆発だったり、単にその直前の出来事が嫌だったり、うまく伝えられないことによる代替手段としての筋肉活動だったりすることがあります。 または幼さゆえの行為だったり、発達のヌケや遅れのための未熟な行為という場合も。 時たま見られる問題行動の場合、本人と環境の間でうまくいっていないことがあるかもなという視点で見ていくと背景が掴めることが多いと思います。 頻度と同じくらい注目したいのが、『自己完結か、巻き込みか』です。 自己完結というのは、一人で行って、一人で終える形態になります。 自分で自傷して、ある程度、やりきると落ち着いてやめるパターン。 一方で巻き込みは、同じ自傷であったとしても、誰かがいないと行いません。 たとえば、お父さんがいるときだけ行うとか、家族が傍に来るとやり始めるとか、特定の先生、支援者のときだけ行うとか。 こういった場合、行為を介して関係を作ろうとしていると考えられますね。 発達的により望ましい関係性を築く手段がとれなかったり、より早く直接的な関わりを得たいがためにインスタントな方法を選んじゃったりして。 結構、問題行動と言われる行為の中で、「関係...