【No.1250】新刊『ポストコロナの発達援助論』に込めたメッセージ

つい先日も大きな地震が起きたように、いつ自分の住む場所で自然災害が起きても不思議ではありません。
ですから日頃から食料の備蓄は心掛けていましたが、どうもコロナの次は食糧危機が仕掛けられるそうです。
既に食料の輸出を制限している国、昨年末くらいから備蓄を始めている国があって、欧米では小麦、砂糖、食塩などの値段が上がっています。
その背景にはグローバル企業がそういった食料の買い占めを行っていることがあり、小麦を始まりとして大豆などの穀物、そこからの畜産物に影響が出てくるでしょう。
過去の人類の歴史を見ても、流行病↔戦争↔食糧危機がトライアングルのようにして連動し起っていますので、各家庭での食料備蓄が今後一段と大事になってくると思っています。
我が家ではお米は10キロ×2~3常備していて、妻がパンを作るので、昨日も5キロ程の小麦を買ってきました(優しい旦那☆)


2020年にコロナ騒動が始まり、それ以降、なぜか世界中が同じ動きをしていました。
どう考えてもおかしいと思いませんか?
それでいてなぜか、同じ2022年3月のタイミングで、欧米諸国が規制撤廃をしました。
これだけ多くの人がいる地球で、こんなにも足並みそろって世界が動く、それも欧米が先導するかのように。
今後、コロナ以上の致死率のウィルスが流行したとき、同じような規制やロックダウンができるという既成事実が作られてしまいました。
言論の自由が憲法で保障されている日本であったとしても、YouTubeやFB、Googleなどではワクチンに否定的な意見は次々と消されていますし、ウクライナ侵攻で言えば、ロシアを擁護するような投稿にも制限がかかる始末です。
中には、私達が選挙で選んだ国会議員の投稿まで消さることがありました。
つまり、国会議員も、憲法も、超えたのが私企業、グローバル企業なのです。


大陸の歴史と文化、彼らの根底に流れる優生思想が理解できない私達は、「そんな悪い人はいないはずだ」という想いで生きているといえます。
ですから今回のコロナ騒動のように、今後起きる食糧危機がやってきたとしても、ひたすら耐え、真面目につつましく生きていくのだと思います。
コロナで外食産業は大きなダメージを受けました。
さらに食糧危機がくれば、多くの飲食店は潰れていくでしょう。
そしてその飲食店は、学生や若者の学費や生活費を得る場でしたので、大学の中退、進学の諦め、生活困窮者の増加による自殺も増えると思います。
若者が希望を持てない社会、自殺が多い社会は、外国人労働者の増加と合わさり、社会不安、治安の悪化を招きます。


明日は春分の日で、東京では桜が開花した三連休にネガティブな話をしたいのではありません。
こういったことが近い将来に予想できるからこそ、自分のこととして、まず自分と家族がそういった中でも人間らしく幸せに生きていけるように考えることだと思います。
食糧危機で言えば、偏食を直しておくことは大切なことです。
栄養療法だって、その大量な栄養が得られないかもしれませんので、日頃の食事からきちんと栄養を吸収できるような内臓を育て整えていくことが大事になります。
一方で依存性が高い食べ物を避けておくことも、心身を安定させるためには必要なことだといえます。
食べ物の丸飲みや良く噛まずに食べてしまうことは、急激な血糖値の上昇と満腹感を得にくい状態を招きますので、消化吸収の面を考えても、口の発達には注目し、育てておくべきです。


コロナ騒動でわかったように、今後、食糧危機や大きな自然災害が起きたとしても、国は国民一人ひとりを助けてはくれないでしょう。
むしろ、国民のおとなしさに甘えて、自助を求めるはずです。
でも本当にそれで良いのでしょうか。
私は個人事業主ですし、嫌なことは嫌だと言葉と態度で示すことができるので、このコロナ騒動が続こうとも個人的に支障はありません。
でも、子ども達を中心とした次世代を担っていく若者たちが自由を奪われ、苦しんでいる姿は我慢がなりません。
どうして皆さんは、こんな理不尽なことが身近で起きていても、声を上げず、我慢し続けられるのでしょうか。
私には理解ができないのです。


私が小学生だったら、学校の先生に食って掛かったと思います。
私が学生だったら、俺たちの青春を返せと大きな声をあげ、行動していたと思います。
でも大人たちは「コロナだから仕方ないよね」「ワクチンやマスクの影響は未来にならないとわからないから」と言って、一歩引いて何もしていない。
コロナだから仕方がない??
感染を防ぐためには仕方がない??


はあ!?こんなさざ波で亡くなった人も欧米の20分の1くらいでインフルエンザ並みの致死率で、人災以外の何ものでもないでしょう。
専門家や権威を無条件に信じる人。
自分で調べて判断できない人。
個人の自由と健康が奪われているのに、きちんと「NO」が言えない人。
周りの目を気にして、一部のおかしいマスク警察を恐れて、ひたすらマスクをつけ続ける人。
頭が良いふりして一歩引いて見ている風で、結局、勇気がないだけの人。


もっと感情的に怒れよ日本人、と私は思います。
きちんと自分の想いを言動で表明できないのは、日本人の幼すぎる面です。
既にグローバル化の中にいる日本で、いやでも外国人と一緒にこの日本で生きていかなければならない時代がやってきます。
そんなとき、「言わなくてもわかりますよね」みたいな感じでは、我慢してつつましくするのが美徳みたいな考えでは、生き抜くことはできません。
同じ日本人同士で生きていくだけなら良かったかもしれませんが、そんな価値観では経済的な植民地となり、外国人経営者にあごで使われるか、中国などに出稼ぎに行かなければならなくなります。
それが新刊『ポストコロナの発達援助論』の巻頭のマンガに込められているメッセージなんです。


自分の著書を宣伝するようですが、ポストコロナは単に「コロナ禍のヌケをどう育てましょうか」という視点だけのものではありません。
むしろ、コロナをきっかけとした社会の大きな変化に対応し、子ども達が生き抜いていけるように、もっといえば、彼らが人生をより豊かに、より自由に、より幸せに全うしてもらいたいという視点のほうがメインなんです。
身体の中心からの神経ネットワーク。
そこから自分の軸を育て、快を感じ、きちんと「No」が言葉と態度で表明できる人間に育っていく。
それがコロナという敗戦後を生きる子ども達、若者たちには重要なことだと考えています。
一人でも多くの人が『ポストコロナの発達援助論』をきっかけとし、気づき、目覚めてもらうことを願っています。




【新刊『ポストコロナの発達援助論』発売のお知らせ】
北海道から沖縄まで、全国の書店に並びました。店頭でのご購入もよろしくお願い致します。
出版元である花風社さんからのご購入はこちら→https://kafusha.com/products/detail/56
Amazonでも購入できます。

前著『医者が教えてくれない発達障害の治り方①親心に自信を持とう!』もどうぞよろしくお願い致します(花風社さんのHPからご購入いただけます)。全国の書店でも購入できます!ご購入して頂いた皆さまのおかげで二刷ですm(__)m


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