【No.1245】世の中で起きることのすべてが個人の幸せを考えるきっかけに
世の中で生じることのほとんどは、白黒つけられないものばかり。
ですから、そこに一つの判断を下すということは、「もうそれ以上、考えるのやめた」なんだと思います。
これが自閉症の人に見られる白黒思考の原形ですね。
まあ、これは自閉症の人だけではなく、戦後の日本人の傾向であり、特性なのかもしれませんが。
氾濫している情報を整理して、一つの形を見せてくれることは、現代人にとってありがたい。
でも、それで多くのものを失っているようにも思えます。
ワクチン担当大臣に対して3回目の接種が進まないことへの批判が出ていますが、これはテレビがウクライナ報道に時間を割くようになったからだと思います。
ロシアの侵攻がなければ、今まで通り終始煽り報道を続けたでしょうし、それを見ている高齢者が、そして今は11歳以下の接種が始まったばかりですからキャンペーンを見た保護者が接種させていったでしょう。
(大臣交代論の出処は、野党ではなく、与党でもないところがミソ)
この国の大人たちは思考停止に陥っていると言いますか、洗脳されているんですね。
ワクチン接種にしろ、ロシア侵攻にしろ、NHKから民放、もちろん、新聞各紙もすべて同じ論調、意見というのは異常であって(まさに全体主義)、本来、人々が考えるための情報を様々な角度、視点から提供するのが役割だと思います。
情報がなければ、人は考えることはできません。
もし今、ウクライナ国内で行われてきた虐殺や政権がどのような歴史を辿り、どのような援助を受けてできたのかを連日報道し続けたら、日本人の多くは「ウクライナが悪い」と言ったでしょう。
もしワクチン接種後、死亡した人のことを連日報道し続けたら、3回目の接種も、子ども達への接種も行われなかったと思います。
人間の思考パターンとして、最初に入ってきた情報を信じるということがあります。
また内容を問わず、同じ情報を受け取り続けると、意思に関係なくそれを信じてしまうということがあります。
まさにこの思考パターンを使って、日本人はコントロールされ続けてきた。
第二次世界大戦中、アメリカはすでに戦後の日本をどのようにコントロールしていくか、研究と計画が進められていました。
占領中の検閲、新聞ラジオを使ったプロパガンダ、戦後もNHKと日本テレビを使って、また今ではすべての放送局、新聞社が外資によってコントロールされています。
どうして私達が受け取る情報は、西側諸国からの発信ばかりなのでしょうか。
21世紀に入り、「民主化を進める」といって西洋諸国から介入された国々は、どこも国内が混乱し、政情不安から泥沼化しています。
ロシアの侵攻がダメなのに、どうして欧米諸国が行ったイラク進攻は良いのでしょうか。
国が違えば、文化、歴史も違います。
私達が目にする情報だって、誰かが意図的に作り、流されているものです。
なので、大事なのはこういった事象を個人のレベルまで落とし込んでいき、自分がよりよく生きるための考えるきっかけにすることだと思います。
コロナ禍において、私がすぐにこの茶番劇に気づけたのは、発達障害の世界で同じパターンを見てきたからです。
◎数字をでっちあげる(各クラスに6.5%)→人々の不安を煽る→メディアを使った
キャンペーン(御用学者登場)→診断増加
◎新薬ができる→新しい診断名が作られる(自己診断ツール)→薬が売れる
これは抗がん剤だって、高血圧の薬だって、母子手帳の身長と体重(欧米食に変えるため)だって、同じパターン。
いくら診断名がついても、薬を飲んでも、幸せにはならないでしょ。
根本から治って初めて本人の幸せにつながるのですから、つまり、不安を煽る&基準を変えるは、日本人用の商売プラン。
柔道も、スキージャンプも、日本人が金メダルをとると、ルールが変わったでしょ。
インフルエンザのワクチンも、タミフルも、抗がん剤も、高血圧の薬も、世界の70%が日本で消費されているという報告があります。
つまり、国民皆保険がグローバル企業の食い物にされているということ。
コロナのワクチンだって、日本の20兆円ものお金が海外に流出しているのです(さざ波で!)。
本当に病気が治り、人々が幸せになるのなら、日本だけでこんなに消費しないでしょ。
ということは、自閉症やADHDの人が飲んでいる薬、飲もうとしている薬も、一度立ち止まり考える必要があると思います。
テレビやメディアに出てくる専門家は、ほとんどがワクチンのメリットばかりを言い、接種を勧めるような発言をしてきました。
同じように、発達障害の子ども達、大人たちに対して、精神科薬はまるですべての症状がよくなり、生きやすくなる幸せの薬のようなことを言ってきました。
本当にそうでしょうか。
処方されるとき、副作用について、全然説明がなかったという親御さんも少なくありません。
服薬が続き、不眠、過食、便秘、身長が伸びなくなる、薬が切れたときの強い虚脱感、無気力、強い暴力性など、同じように「因果関係不明」とされますが、起きているのも事実です。
本当に就学前から飲むような薬なのでしょうか。
専門家になればなるほど、ピンポイントで見ていくようになります。
「コロナのためなら社会全体が犠牲になっても良い」という感染症の専門家がいたように、発達障害の症状が抑えられるのならその他の生活はどうでもいい、というような発達障害の専門家もいます。
「本人が暴れないのなら、無制限にゲームをやらせた方がいい」
「学校で暴れないんだったら、薬は飲ませ続けた方がいい」
「仕事がストレスなら、生活保護を申請すればいい」
「問題を起こすくらいなら、眠ってもらっていた方がいいんじゃない、お母さん」
こんな発言は表に出てないだけで、あちこちで実際に言われているのです。
親御さんが療育などを受けずに、普通の幼稚園、保育園に行こうとすると、独自の方法で子育てをしようとすると、親は理解がない親になり、その療法はトンデモになります。
ワクチンを打たない人が反ワクになり、太陽に当たる、栄養と運動で免疫を高めるはトンデモと言われたのと一緒。
私に対しても「エビデンスがあるのか」などと言ってくることがありますが、人の発達にエビデンスなんてあるわけないでしょ。
じゃあ、子育てはエビデンスのある子育て、方法しかしていないのか。
人類700万年、みんな、エビデンスがある子育て法をやってきたのか(笑)
ラジオで回答した方から「どうして文字だけで見ているようにわかるのですか!?」というご感想をいただくことがあります。
私は文字からイメージが伝わってくることがあるので、そのイメージをもとに回答しています。
もちろん、ぼんやりとしたイメージだので、そのイメージの解釈を間違うこともあります。
こんなのまさに「トンデモ」ですし、一生エビデンスが出ないことです。
しかし、結果が出れば、それによって子どもさんが、子育てがより良いものになるのなら良いのではないでしょうか。
プラセボ効果で大いに結構。
エビデンスのある療育を幼少期から受け続けて、どれだけの人が良くなり、自立しているのでしょうか。
そこに掛かっている税金と労力、本人と家族の時間、社会資源を考えると、ラジオもメール相談も無料、発達相談だって何百分の1くらいなものです。
発達障害が治るかどうかはわかりません。
でも、感覚過敏が治り、IQが上がり、問題行動が無くなり、手帳を返納し、普通級に転籍、一般就労をして自立している人達が大勢います。
「因果関係不明だけれども、接種後亡くなった人が1,400人以上いる」
少数だからといって切り捨てるのではなく、ポジティブ、ネガティブという違いはありますが、そういった一人ひとりを丁寧に観ていくことが、その他の大勢の人達がよりよく生きることに繋がるのではないでしょうか。
話が大きくなってしまいましたが、親御さんの視点に立てば、他の親御さんの子育て、アイディアを参考にするときは、まず我が子とその子の共通項を見つけることから始めてみると良いでしょう。
「あの子がよくなった。だから、同じことをしよう」では、ママ友があそこの療育が良いといったから、専門家が服薬が良いといったから、と同じレベルです。
共通項がなければ、どんな方法も効果が望めません。
また同じ運動、活動、刺激をしたとしても、受け取り方は子どもさん一人ひとりで異なるものです。
つまり、評判の良い療法も、よくなったご家庭の子育ても、我が子のより良い発達を考えるためのきっかけ、情報の一つにすぎないということです。
コロナ禍も、ウクライナ侵攻も、良い悪いではなく、考えるきっかけ。
その考えるは、究極で言えば、個人がよりよく生きるために考えるということ。
他のご家庭の子育ても、我が子のために考えることができて初めて役に立つ情報になるのだと思います。
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