口の時期、手の時期、足の時期
今朝、下の子がお兄ちゃんのちっちゃなオモチャを引っ張りだして、遊んでいました。
以前ですと、なんでも口の中に入れてしまっていたので、飲みこんでしまえる形態のモノは、すぐに取り上げていたのですが、今はその心配はありません。
口で情報を得る時期は完了したようです。
口の周りの触覚は、胎児期の2ヶ月目より発達し始めます。
そして、何でも舐める時期が治まってくるのが、生後1か月半くらいから。
ということは、だいたい2年間をかけて、口の周り、口の内側や舌の感覚を育てているともいえます。
胎児期の初期から発達し始める感覚であり、誕生後も、物事を把握する主として、じっくりじっくり育てていく部分。
こういったところからも、ヒトの中には爬虫類の記憶があり、何よりも“食べる”生き物なんだと感じます。
口の時期を卒業すると、次は手の時期になります。
とにかく手を使い、手の平、指先、手全体で情報を得る。
危険なもの、汚いものは関係なく、とにかく何でも触って確かめようとする。
まさに、その姿は、なんでも口に入れるが、なんでも手で触るに変化しただけ。
でも、脳や神経の発達からいえば、とても大きなステップ。
ヒトは、手を使うようになったから、脳が大きくなったとも言われているし、言葉や言語を使えるようになったとも言われています。
そして、いろんなものを触って、手で情報処理する時期を卒業すると、足の時期になる。
手で情報を得なくても、他のもので情報を得られるようになれば、手は自由になります。
手が自由になったということは、地球との接点は足だけに。
足で地球を感じる。
歩きまわれるようになった頃の幼児さんは、水たまりを見つければ、引き寄せられるがのごとく、突入していきます。
あれは、ピシャッという水しぶきを見ているようで、本当は足から感覚を得ようとしているようにも見えます。
何故なら、この時期の幼児さんは素足でも、水や泥を見つければ、突入していくから。
それに、足の裏についたちょっとの砂や土に大きく反応しますし、足で親の身体に触れたり、モノを触ったりするので。
足の裏で情報を得ようとする時期が完了すれば、足は重力との唯一の接点へと変わっていきます。
足は、重力で地球と繋がる。
このように、「口から手へ」「手から足へ」と情報を感じとる部位は移っていきます。
これもまた、爬虫類の姿、哺乳類の姿、人間の姿を連想させます。
ということは、やっぱりこれも発達の流れ。
感覚、運動の発達は、脳の発達と相互関係にありますので、進化の過程を辿ることが脳を育て、人間らしい脳機能を獲得していくことだといえます。
こういった連想をしていますと、仕事で接する子ども達、また若者たち、大人たちの姿にも繋がっていきます。
幼児期を過ぎたけれども、なんだか常に手が口元にある子。
モノの匂いを嗅ぐのに、顔を近づける子。
反対に、ちょっとでも口に何かが付くと、過敏に反応する子。
大人でも、通りすがりに、ちょっと何かに触れようとする人もいれば、手が落ち着きのない人もいます。
そんな姿、手を見ると、「手が情報を得たがっているのでは」と思うことがあります。
足も同様に、靴下がダメな子もいれば、素足で外を歩くのがダメな子もいます。
足がソワソワしている人を見れば、「まだ重力との接点のみの段階にきていないのかな」とも思います。
もしかしたら、足で情報をまだまだ感じたりないのかもしれませんし、手で感じ足りなかった、さらにさかのぼって、口で感じ足りなかったかもしれません。
口や手、足の運動自体はできているけれども、なんだか違和感を感じる。
そんなとき、私は「充足感がないような口、手、足」というように表現することがあります。
親御さんに話をお聞きすると、「そういえば、手づかみ食べをさせてこなかった」「いつも靴下を履かせていた」「口に何かが付くと嫌がるから、液状のものは気を付けていたし、付いたらすぐにふくようにしていた」などというエピソードも。
そうだったら、今から満たしてあげればよいのだと思います。
もっと口元で、手で、足で、いろんな刺激、モノを感じとる、いや、味わい尽くす感じ。
ある若者は、土いじりを始めたら、手の充足感が増してきた方もいました。
そのときは、「目を閉じて、手で見る感じ」というアドバイスをしたことを覚えています。
当然、脳にも良い影響が出ました。
【福岡出張について】
6月21日(金)~24日(月)にかけて出張できたら、と考えています。
ただ、ひと家庭のご負担を考えますと、「もうひと家族、ご希望があれば」と思います。
もし上記の日程で、ご希望があれば、お問い合わせください(てらっこ塾HP)。
また、以前から関東のご家族で出張の希望をされていた方達がいらっしゃいました。
もし日程が合えば、ご希望の家族が複数になりましたら、夏休みに関東&福岡出張にすることも考えています。
志を共にする皆さまのおかげで、いろんな方が情報を得て、問い合わせをくださっています。
本当にありがとうございました。
ただ私の日程や都合のせいで、確定まで至らなかった方達がいらっしゃいます。
私の問題でもありますので、申し訳ない気持ちです…。
皆さまにとって良い形を目指し、そして全国に“治る”を届けられるよう、もう少し頑張ります!
以前ですと、なんでも口の中に入れてしまっていたので、飲みこんでしまえる形態のモノは、すぐに取り上げていたのですが、今はその心配はありません。
口で情報を得る時期は完了したようです。
口の周りの触覚は、胎児期の2ヶ月目より発達し始めます。
そして、何でも舐める時期が治まってくるのが、生後1か月半くらいから。
ということは、だいたい2年間をかけて、口の周り、口の内側や舌の感覚を育てているともいえます。
胎児期の初期から発達し始める感覚であり、誕生後も、物事を把握する主として、じっくりじっくり育てていく部分。
こういったところからも、ヒトの中には爬虫類の記憶があり、何よりも“食べる”生き物なんだと感じます。
口の時期を卒業すると、次は手の時期になります。
とにかく手を使い、手の平、指先、手全体で情報を得る。
危険なもの、汚いものは関係なく、とにかく何でも触って確かめようとする。
まさに、その姿は、なんでも口に入れるが、なんでも手で触るに変化しただけ。
でも、脳や神経の発達からいえば、とても大きなステップ。
ヒトは、手を使うようになったから、脳が大きくなったとも言われているし、言葉や言語を使えるようになったとも言われています。
そして、いろんなものを触って、手で情報処理する時期を卒業すると、足の時期になる。
手で情報を得なくても、他のもので情報を得られるようになれば、手は自由になります。
手が自由になったということは、地球との接点は足だけに。
足で地球を感じる。
歩きまわれるようになった頃の幼児さんは、水たまりを見つければ、引き寄せられるがのごとく、突入していきます。
あれは、ピシャッという水しぶきを見ているようで、本当は足から感覚を得ようとしているようにも見えます。
何故なら、この時期の幼児さんは素足でも、水や泥を見つければ、突入していくから。
それに、足の裏についたちょっとの砂や土に大きく反応しますし、足で親の身体に触れたり、モノを触ったりするので。
足の裏で情報を得ようとする時期が完了すれば、足は重力との唯一の接点へと変わっていきます。
足は、重力で地球と繋がる。
このように、「口から手へ」「手から足へ」と情報を感じとる部位は移っていきます。
これもまた、爬虫類の姿、哺乳類の姿、人間の姿を連想させます。
ということは、やっぱりこれも発達の流れ。
感覚、運動の発達は、脳の発達と相互関係にありますので、進化の過程を辿ることが脳を育て、人間らしい脳機能を獲得していくことだといえます。
こういった連想をしていますと、仕事で接する子ども達、また若者たち、大人たちの姿にも繋がっていきます。
幼児期を過ぎたけれども、なんだか常に手が口元にある子。
モノの匂いを嗅ぐのに、顔を近づける子。
反対に、ちょっとでも口に何かが付くと、過敏に反応する子。
大人でも、通りすがりに、ちょっと何かに触れようとする人もいれば、手が落ち着きのない人もいます。
そんな姿、手を見ると、「手が情報を得たがっているのでは」と思うことがあります。
足も同様に、靴下がダメな子もいれば、素足で外を歩くのがダメな子もいます。
足がソワソワしている人を見れば、「まだ重力との接点のみの段階にきていないのかな」とも思います。
もしかしたら、足で情報をまだまだ感じたりないのかもしれませんし、手で感じ足りなかった、さらにさかのぼって、口で感じ足りなかったかもしれません。
口や手、足の運動自体はできているけれども、なんだか違和感を感じる。
そんなとき、私は「充足感がないような口、手、足」というように表現することがあります。
親御さんに話をお聞きすると、「そういえば、手づかみ食べをさせてこなかった」「いつも靴下を履かせていた」「口に何かが付くと嫌がるから、液状のものは気を付けていたし、付いたらすぐにふくようにしていた」などというエピソードも。
そうだったら、今から満たしてあげればよいのだと思います。
もっと口元で、手で、足で、いろんな刺激、モノを感じとる、いや、味わい尽くす感じ。
ある若者は、土いじりを始めたら、手の充足感が増してきた方もいました。
そのときは、「目を閉じて、手で見る感じ」というアドバイスをしたことを覚えています。
当然、脳にも良い影響が出ました。
【福岡出張について】
6月21日(金)~24日(月)にかけて出張できたら、と考えています。
ただ、ひと家庭のご負担を考えますと、「もうひと家族、ご希望があれば」と思います。
もし上記の日程で、ご希望があれば、お問い合わせください(てらっこ塾HP)。
また、以前から関東のご家族で出張の希望をされていた方達がいらっしゃいました。
もし日程が合えば、ご希望の家族が複数になりましたら、夏休みに関東&福岡出張にすることも考えています。
志を共にする皆さまのおかげで、いろんな方が情報を得て、問い合わせをくださっています。
本当にありがとうございました。
ただ私の日程や都合のせいで、確定まで至らなかった方達がいらっしゃいます。
私の問題でもありますので、申し訳ない気持ちです…。
皆さまにとって良い形を目指し、そして全国に“治る”を届けられるよう、もう少し頑張ります!
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