2022年1月14日金曜日

【No.1220】「支援と理解」から踏み出そうとする足を掴んでいる人達

はじめ「沖縄の米軍ガー」と言っていましたが、米兵、基地関係者がオミクロンを広げた証拠、根拠はあるのでしょうか。
一方的なイメージで言っていたとしたら、それこそ、差別、偏見ですね。
ほとんどが無症状で、症状があっても軽症。
しかも、オミクロンはそれまでとは異なり、鼻と喉にくっつくタイプに変わったのですから、「ちょっと喉がイガイガするな」「今朝は鼻水が出るな」くらいで終わっている人ばかりでしょう。
だから、昨年末からの話なので、もう日本中、オミクロン広がっていると思いますよ。
暴露しても、感染しても、発症しても、気がついていないだけ、いや、PCRを受けていないだけ。


クラスターが発生すると、必ずと言っていいほど、「中にはマスクを外していた人が」「ワクチン未接種者が」「流行地への滞在歴アリ」と報道されますが、その人達が感染の始まりとはいえないわけです。
マスクしていてワクチン2回打って地元しかいない人が周りにうつす場合もあるでしょうし、そもそもウィルスなんてこの空気中にたくさん漂っているんですし。
飲み屋にいる人達、元気な若者たち、いわゆる「気の弛んだ」人達が感染を広げているような言い方をされることが多かったこの2年間。
結局、その根底には人々の不安があり、自分の外側に原因があると思うことで、その場しのぎの心の安定を求める人が多かったのだと思います。
マスクを外し、普通の生活をしている人達を見て「あいつらが感染を広げているんだ」というのはエビデンスではなく、感情の問題、下手くそな自己対処法です。


もう一つ不思議なのは、南アフリカでは既にピークアウトで、夏を楽しんでいる人々の映像が流れているくらいなのに、そして何よりも日本でも重症者、死者は増えていないのに、どうして国民全体的に喜びの雰囲気が出ないのでしょうか。
この感染スピードで、ほとんど風邪と見分けがつかない、無症状なのですから、もう多くの日本人は暴露しているでしょう。
それなのに重症者も増えず(北海道は相変わらず重症者数0人が続いている)、死者も増えていないのですから、「ヒトとウィルスのバランスがとれるようになったので良かったね」「もう過剰な対策は必要ないね」とならないほうがおかしい。
中には、まだ煽るかと言うくらい「感染者数が増えれば、それに比例して重症者、死者が増える」という予言や個人的な願いを述べる専門家もいるくらいで、もう完全に意味不明で、意図的に煽っているとしか思えません。
死者を気にするのなら、2021年の春から急激に増えた超過死亡、1年間で10万人と言われる超過死亡の原因を気にされてはいかがでしょうかね。


このように脅威が去ろうとしても、それを長引かせようとする人達がいる。
2年前に言われたファクターXも、研究している専門家たちがいるのに、その成果がなかなか表に出て話題の中心になることは無く、さらに結局最後まで「どうすれば、発症しないか」という予防・未病の話は出てきませんでした。
「3密の回避」は「鬼畜米英」で、「気の弛み」は「欲しがりません、勝つまでは」でしょうかね。
婦人会は自粛警察でしょう。
歴史は繰り返す、だからこそ、歴史を学ぶ必要があるわけです。


発達障害の世界においても、同じような傾向がみられます。
発達障害児者において必要な支援は、お金や手助け、理解の啓発ではなく、発達障害がどうすればよくなるか、治療や解決法を明らかにし、提供することだといえます。
そのためには、過去に診断を受けた人で、その予後がよくなっている人、自立した生活が送れている人から学び、研究し、治療&解決法を確立していくことが必要です。
本来、そういった流れに専門家も、当事者、親御さん達もなるのが自然だと思いますが、どうもそういった空気感は出ません。
挙句の果てに、そういった当たり前の方向に進んでいる人達をトンデモ扱いするのです。
2000年に入り、高機能の人達に注目が集まったので、そこくらいから治療に舵が切られるかと思いきや、高機能の人たちも一緒に支援、福祉の世界に引きこまれていくだけでした。


専門家にとって「治らない」ほうが良い、発達障害ブームが続くほうが良いという方向へ意識が向きやすいのはコロナ騒動を見ればよくわかります。
コロナがなければ、生涯人知れず研究していた人達が表舞台に出られたのですから。
発達障害というのは、「治らない」「生まれつき」という前提に立っている限り、何をしても専門家は責められることは無く、悪くなれば「障害のせい」、よくなれば「支援のお蔭」、特性が目立てば薬を処方することができるし、処方し続けることも可能のです。
「病気を作り、薬を売る」というのは、うつ病、ADHD、そして今回のワクチンと同じパターンでしょう。


しかし、私は専門家だけに問題があるとは考えていません。
むしろ、このコロナ騒動も、そして長年の発達障害の問題も、長引かせているのは仲間のように見えている敵です。
発達障害をいくら経っても、「治らず、改善せず」という状態に留めているのは、こじらせた成人当事者と、子育てを丸投げしてしまった親御さん達だと思います。


成人当事者の場合、日常生活の問題のすべてが発達のヌケ、遅れが理由とはいえません。
仕事が続かないのは、発達障害だからではなく、その人に働く準備と力が揃っていないからだといえます。
もしヘンな上司や同僚がいるのでしたら、ブラックな職場環境なら、それは発達障害の有無は関係なく、その職場の問題です。
よく相談でも、「仕事がない」「同僚とうまくいかない」という悩みを伺いますが、相手方の話も聞けば、「そりゃ嫌われるよな」「単に嫌われているだけでは」という場合もありますし、そもそもが若者に仕事がない日本です。
企業としては日本人の若者を正職員で雇うよりも、海外の安い労働者を使いたいというのが現状の社会。
そういった事情を知らず、全部「発達障害のせい」では、真面目に働いている発達障害の人達に失礼な話。
つまり、なんでも「発達障害のせい」にしたい人がいて、その人達が「治る」の足を引っ張り、自立していく人達を「抜け駆け」と勝手な恨みを持ち、「やっぱり発達の人とは関わりたくないよね」という啓発を行っているのです。


5歳からのワクチン接種の準備が進んでいます。
重症者がいなくて、コロナで死んでいない子ども達に、重症化予防のための接種をさせる親がいるとしたら、それは子どものためではなく、親の不安、世間体のためでしょう。
同じように、発達にヌケや遅れがある子ども達をそのままの状態にしておくのは、親の都合以外ありません。
いま、情報を簡単に得られる時代に、「専門家が治らないって言ったから」「支援を受けることが一番だと言ったから」は理由にならないでしょう。
昭和のネットのない時代ならわかりますが、そして感覚的にも、一般的な障害とは違うな、子どもは遅れても育っていくな、というのが掴めていれば、育て治すという方向に進むことができるはずです。


今までにも、療育園から一般の幼稚園、保育園に移っていけたご家庭、支援級から普通級へ、ずっと支援級、支援学校に通っていたけれども、受験して一般の学校、一般の就職先に行ったというご家庭がいましたが、多くの親御さん達が最後まで嫌味や、「どうせ崩れる」「支援に戻ってくる」と言ってくるのが同じ障害児を持つ親だったと話されます。
どうして一緒に喜べないのか。
さらにその親御さんに「どういった子育てをしたの?」と聞けないのか、私にはわかりません。
どの親御さんも、我が子にはよりよく育ってほしいと願うはずなのに、それを願えない人たちもいる。
たぶん、今回のコロナ騒動と同じように、自分の不安感に縛られ行動できない大人たちなのでしょう。


発達障害の世界がいつまで経っても、「支援と理解」から先に進めないのは、それを望んでいる人達がいるからです。
もちろん、積極的な意味での「望み」ではないと思いますが、自分の意思で「治そう」「支援から離れよう」という行動を起こせないのは、それもまた現状の「支援と理解」を指示している力になっていると考えられます。
「マスク嫌だな」「もう普通に生活していいんじゃね」と思いつつ、マスクや過剰な対策をしている大人たちは、コロナ脳の人達と見え方は同じです。
発達障害の世界も、「こんな支援ばかりじゃいやだ」「どうやったら、この生きづらさを解決できるか、その方法を知りたい」という声と行動が起きなければ、コロナ騒動が去っても、以前のようなセミナーや50年前に生まれた支援が復活し、展開されていくだけでしょう。


現状に不満があるのなら、もっと他の望みがあるのなら、一人ひとりが行動で示していく必要があると思います。
それができないとしたら、その人達は変化を望んでいない、現状で良いと考えていると私は捉えます。
ですから今年も、「発達障害は障害ではない」「発達障害は教育や福祉ではなく、子育ての分野だ」と言葉と行動で訴えていきたいと思います。
私自身もそれらをやらないのなら、ギョーカイの一員と見られても仕方がないのですから。




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