2021年12月3日金曜日

【書籍出版のお知らせ】『ポストコロナの発達援助論~発達の機会を奪われた子ども達に今からできること~』

最近になってやっとこの異常な社会が子ども達の心身の健康と発達に与えた影響について、ちらほらと発信されてきたように感じます。
これは陽性者の状況が落ち着いている状況が続いているのと、2年という長い月日の中で蓄積されてきた問題が表に出だしたというのがあるのだと思います。
子どもの2年って、大人の2年とはぜんぜん違いますよね。
とうとう目に見えるくらいになってきてしまいました。
発達障害もそうですし、問題行動もそうですが、周囲から見て確認できるようになる前には、その子の内側ではじわりじわりと課題が進んできた過程があるのです。
健診で「発達に遅れがあるかも」と指摘されたのが1歳半でも、1年前、2年前、胎児期から既に発達の遅れが生じていたといえます。


このたび、緊急出版という形で一冊の本を書かせていただきました。
花風社の浅見さんから原稿づくりのお話をいただいたのは11月6日で、11月30日には提出した原稿の直しが終わり、表紙や目次等が決まっていました。
『医者が教えてくれない発達障害の治り方②』の出版準備が進んでいる中での作業です。
それだけ浅見さんの中でも強い想いがあり、私と同じように強い危機感とこういった状況に子ども達をしてしまった大人たちに対する怒りがあるのだと感じました。
ですから、このような「緊急」出版になったのだと思います。


しかしいくら想いがあっても、ボランティアや無料のブログとは異なります。
本を一冊作るためにも、多くの人達、多くのプロフェッショナルが関わっています。
商業目的の出版ですので、読みたいと思い、買っていただく方がいなければなりません。
そのように考えると、とんとん拍子で本が出来上がり、世に出していただける機会をいただいたのは、社会のニーズや流れと共鳴したからだと解釈しています。
親御さんを中心に気づいた人が多くなってきたのではないでしょうか。
子ども達の心身の健康に、発達に、取り返しのつかないことが生じてしまったのではないか、と。


『医者が教えてくれない発達障害の治り方①』では怒りが原動力の中心でした。
でも今回は、怒り以上に、申し訳なさの想いが中心になっています。
こういった状況を作ってしまった大人の一人として、心から申し訳なく思っています。
どう頑張っても、彼らの代わりに発達をやってあげることはできません。
どう謝っても、この2年間の時間を返すことはできません。
ですから、この2年間も変わらず、全国を飛び回り発達援助という仕事をしてきた私が見聞きし、感じていたことを、そしてそこで生じたヌケをどうやったら育て直していけるか、親御さんが後押ししていけるか、を想いと一緒に原稿にぶつけました。


ただ問題を指摘するだけでは責務を果たした問いはいえませんので、「こんなアイディア、視点で発達を後押しするのが良いと思います」という部分を強調したつもりです。
発達に遅れがある子もない子も、ほぼ同じように発達に影響を及ぼしたコロナ禍。
私の懸念が外れ、「元の生活に戻ったら、みんな元気になった。すくすく育っていった」というのが私の願いですが、10年後の未来から見れば、「すぐに気づき、行動できていれば」ということもあるでしょう。
はっきり言って、すべての子ども達を救うことはできないと思っています。
でも、一人でも多くの子ども達と親御さん達に気づいていただき、できるだけ早く本来の発達の流れに戻ってほしいと願っています。
この本の出版を機に、気づいた人の後押しができれば、と思います。
どうぞよろしくお願い致します。


【先行予約のお知らせ】
12月3日より出版元である花風社さんで新刊の予約の受けつけが始まりました。
花風社さんで直接お申込みいただけると、特製のミニクリアファイルがついてきます。
書店で並ぶよりも早く読むことができますので、是非、ご利用ください。
ご予約はこちらから→https://kafusha.com/products/detail/56

前著『医者が教えてくれない発達障害の治り方①親心に自信を持とう!』もどうぞよろしくお願い致します(花風社さんのHPからご購入いただけます)。




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