【No.1456】効果があった子に共通する方法が見いだせないだろうか?
言葉が出るようになった。
おしっこがトイレでできるようになった。
文字が書けるようになった。
夜、寝られるようになった。
かんしゃくがおさまった。
服を噛むのがなくなった。
支援級から普通級へ転籍できた。
知能指数が上がった。
発達のヌケが埋まった。
いろんな“できた”と出会ってきました。
だけれども、「これをやればOK」というような共通した方法はありませんでした。
「言葉が出ない子にはこれをやったらいい」みたいな。
ある子には言葉の発達を促す方法だったとしても、別の子にはまったく効果、変化を生まないことだって多々あるのです。
それは当然ですね。
同じ発達の遅れ、課題に悩む子だったとしても、一人ひとり違いますから。
もちろん、家族だって。
私も以前は効果があった子に共通する方法が見いだせないだろうか、と考えた時期もありました。
もう四半世紀くらいこの世界で支援に携わっているので。
でも関わる家庭、子ども達が増えれば増えるほど、その目標は遠のくばかり。
知れば知るほど、育ち方、治り方には多様性があって、唯一無二の方法など存在しないと現実が見えてくる。
自分の強みは関わってきたケースの数だと思っていたのに。
しかし私はあることに気が付きました。
育ち方、治り方に共通した方法はないけれども、逆にうまくいかなかった方法、環境には共通点があることを。
こういった状態だと、子どもさんの発達はなかなか進んでいかない。
この課題がクリアされていないと、全体的な発達につながらない。
言葉が出るよりも、出ない家庭に共通する環境がある。
認知の面、とくに概念理解が進んでいかない子には共通した課題がみられる。
やっぱり「呼吸・栄養・刺激」が発達の条件で極端に欠けていると影響が大きい。
やっぱり「快食・快眠・快便」の上に育ちがあるから、ここが整っていないとうまくいかない。
睡眠の課題でも寝るのが遅いよりも、途中覚醒や起床時の不機嫌さがある子のほうが心配、など。
うまくいかないケース、なかなか課題がクリアされない、発達の遅れやヌケが育っていかない家庭には共通した状態があると思います。
ですから発達相談においても、この点を確認して、まずはそこから手を付けていきましょう、という方向でお話しています。
施設職員、学校教諭、相談員という経歴の中で、私自身、たくさん失敗したし、そういった人たちを見てきたからこそ、できることかなと思っています。
就学前から関わってきた子ども達、家庭はみなさん、成人しましたので、そのような長い時間、成長の姿を見させてもらったことも大きかったです。
彼らからもらったメッセージを次世代に伝えていくことも私の大きな役割ですね。
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