自閉脳は変わらないけど、脳の凸凹は改善、発達するでしょ!

発達障害は、脳の機能障害って言われてる。
ということは、アプローチするのは脳みそでしょ。

で、その脳みそには可塑性っていう性質がある。
つまり、脳みそっていうのは、すべて遺伝子で決まるんじゃなくて、環境などの刺激によって変化していく。
脳みそは死ぬまで変化し続けるもの。

じゃあ、発達障害の人の脳って変化しないの!?
脳が発達していかないから、発達障害って言われるの!?
そんなことはないよね。
発達障害の人の脳も発達する。
できることが増えたり、運動機能が発達したり、感覚面だって改善していくでしょ。

それなのに、いつまで経っても「自閉症は一生治りませーん」と声高々に言っている人達がいる。
そりゃあ、その人の持つ脳のタイプ、個性は変わりませんよ。
自閉脳という特徴を持って生まれた人は、ずっと自閉脳のまま。
別に変える必要もありませんしね。
だけど、脳の凸凹の凹の部分は、刺激によって成長するでしょうし、まったく凹がなくならないかもしれないけど、発達によって改善はすると思いますよ。
だって、脳には可塑性があるから。

交通事故などで脳に損傷があった人達も、リハビリ、トレーニングによって、機能が回復するんですよ。
脳が傷ついているわけでも、欠損しているわけでもない自閉脳。
だったら、発達、改善の可能性だって十分あると思いますね。

2016年にもなって、未だに「自閉症は一生治りませーん」と言っている人達って別の意図を持って言っているか、職場放棄しているんでしょうね。
少なくとも、私にはそう見えてしまいます。

繰り返しになっちゃいますが、自閉脳は脳のタイプ、個性ですから、ここは変わるものでも、変えるものでもないです。
だから、自閉脳のまま生きていき、自閉脳のまま幸せになっていけば良いのです。
そのためにも、生きづらさにつながる部分は改善し、資質を活かすために成長していくんだと思います。
それを手助けするのが、支援者の役目でしょう。
慰めたり、できないことを代わりにやったり、社会に訴えたりするのは、支援の本質ではないのです。
変化する脳だからこそ、ポジティブな方向へと変化できるように支援する。
これこそが発達障害支援、自閉症支援だと言えるのです。
自閉脳を活かすためにも、磨かなければなりません。

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