【No.1280】子ども達の人生を搾取されてたまるか!

子ども達を幸せにしないのに、「幸せセット」などとネーミングされたメニュー。
どうして子ども向けのセットにはおもちゃなどの景品が豪華なのでしょうか。
原価を考えると、ほぼ儲けなし。
つまり、幸せセット自体で儲けているのではなく、子ども達に味を覚えさせているのですね。
子ども時代に覚えた味は生涯求め続ける。
休みの日など朝から家族連れでファーストフード店にいる姿は、彼らにとって完成形です。
もちろん、健康的で本当に幸せになるような食事を提供しているのなら通い続けても問題ないでしょうが、そこに使われている食材は…以下自粛。


こういったところに行かないで、なるべく自炊しているご家庭であったとしても、今の日本で完全に無農薬で添加物、遺伝子組み換え食品を避けることは無理でしょう。
ですから、「本当に大変ですよね」なんて親御さん達と会話になる。
うちも二人の子どもがいますが、14歳ごろ、人間の味覚は安定すると言われていますので、中学卒業するくらいまでは頑張っていきたいと思っています。
それくらいまでコンビニやインスタント食品、ファーストフード、飲料水などの味を覚えなければ、高校以降、友達と一緒に食べることになっても自分の身体が「もういいかな」と反応するはずです。
100年時代を生きる彼らの15年を大人が頑張れば、残りの85年健康に過ごすことができますね。


私は食べることも、料理も好きですので、18歳で家を出てからもずっと自炊してきました。
だからあまり他人が作るものを食べることがなかったのですが、大学卒業後、入所施設で働いたとき、本当に食事がまずくてビックリしました。
これは調理さんの腕が悪かったのではなく、食材が悪かったんですね。
施設は人手が足りないので、業者から届く食材を調理室まで持っていくのですが、ほとんどが冷凍された食材で原産地は中国やベトナムなど。
何日もそのままにしていても、まったく色が変わらない野菜たち。
たまに生野菜があると思ったら、廃棄するような形、色のものばかり。
人間はお金がないと、まず食費を削りますよね。
福祉自体お金がないので、利用者の日々の食事が削られていたのです。
彼らは文句言わないし、だからあんな食事を提供していたのでしょう。
私達職員は欠食していましたね。
毎日、一応、栄養士が立てた献立を食べていましたが、彼らの健康状態は悪いままでしたし、食事の影響か、精神科薬の影響かはわかりませんが、重い病気になり、若くして亡くなる人も多かったです。


世の中がおかしくなると、一番に被害を受けるのは、こういった障害を持った人や子ども達などの弱者です。
ある意味、食い物にされているんですね。
私が「自立を目指そう!」「発達障害を治そう!」と言っているのは、自分の商売を儲けさせようとしているのではなく、こういった搾取から障害を持った人達、子ども達を守りたいからなんです。
どちらかといえば、社会問題解決のために仕事をしている側面も強くあります。


既に発達障害は利権の一つになっています。
年端もいかない子に発達障害の診断名を付ける。
そして療育という名の利権が生まれる。
この利権は、18歳ごろまで続くので、一人の利用者を獲得すれば、毎月、10万円くらいの利益を運んでくれる。
また医療としては精神科薬を服用してくれれば、同じように長らく金の生る木になってくれる。
精神科薬は依存性が高いものが多く、身体が大きくなれば、服用期間が長くなれば、効きが悪くなり、増量することができる。
本当に心ある医師なら、幼児さんに精神科薬を処方するはずはありませんね。
精神科薬によって神経伝達物質はコントロールできますが、神経発達症である神経の発達を促すことはできないのですから。


こんなことを言うと、いつも決まって私の偏見かのごとくいう人達がいます。
でも、これは私の頭の中だけでの物語ではないんですね。
もう10年以上前になりますが、私が研修に行ったときも、既にアメリカでは社会問題になっていました。
アメリカの場合は、ADHDの診断がバンバンなされていて30%くらいの子ども達が診断されていたのです。
その背景には、何十年もかけて行われてきた製薬会社の宣伝、プロパガンダがあり、薬を売るために診断が容易になるシステムを作り上げた結果です。
診断は簡単なアンケートに答えるだけ、薬はドラッグストアや学校の医務室でも貰える。
ちょっとトラブルがあると学校から受診を勧められる。
一方で「集中力が高まる魔法の薬」と宣伝されたのをそのまま受け取った若者たちがテスト前に服用する。
それによって精神科薬依存の子ども達、若者たちが多数生じ、他の(本当の)精神疾患になっている。
で、そうなると、またうつ病などの薬が売れるんですね。
私が研修を受けたところの専門家達は環境を整え、支援によって発達障害の人達を療育していこうとしている人達でしたので、このアメリカの状況を心から嘆いていました。


日本人はよく言えば人が良くて、悪く言えばお花畑の人なので、こういった欧米の人たちの行動、思考が理解できない人が多いと思います。
この前も、接種対象者に「基礎疾患がある人」となっているのを「彼らを守るため」と勘違いしている人がいてビックリしたところです。
若くて健康な人が強い副反応に苦しむのに、基礎疾患がある人が同じ状態になったら、それこそ命が危ないでしょ。
基礎疾患がある人が対象になるのは、何かあっても基礎疾患のせいにできるから。
接種後に亡くなっても、基礎疾患のせい。
接種後に感染しても、「ワクチンのおかげで重症化しなかったでしょ」となる。
接種後、何も起きなければ、万々歳で、どの道、医療側としたら打ったら打っただけ儲けられて、デメリットはなし。
だから、高齢者や基礎疾患がある人に2回も、3回も、4回も打たせるんです。
それが彼らの戦略だから。
国を追われ生きてきた民族、他国を侵略し、逆に侵略されることを繰り返し生きてきた民族をなめてはいけませんね。


コロナ騒動には、日本の国民皆保険がグローバル企業、グローバル資本によって狙われたといった側面もあると思います。
買収したメディア、政治家、御用学者を使って不安を煽る→ワクチンを売る→打った人が定期的に接種するシステムを作る→副反応に対する薬を売る…のマッチポンプ&無限ループ。
彼らの基本は一挙両得ではなく、一度で3回、4回、5回と儲ける仕組み作りです。
アメリカ国内で起きているADHD問題も、日本国内で起きている発達障害問題も、同じパターンでしょ。
簡易診断→病気を作る→薬を売る→対象を広げる→何回も服用。
彼らは「最終的に勝ったものが正しい」という教えで生きているということは忘れてはなりません。


私のキャリアは、福祉の世界で食い物にされている障害者の人達との出会いからでした。
そして今は早期診断という建前の青田買い、発達障害を使った子ども達の利権化に対する怒りと抵抗です。
幼児が精神科薬を飲んでいるのなんて異常です。
年端もいかない子が一般の幼稚園や保育園、親子の時間ではなく、親を気持ちよくさせるための専門機関に行くのも間違っています。
特別支援教育だって大人のアリバイ作りで、児童デイは定型発達の子ども達との分離、いや隔離、就労支援事業はまさに時間つぶしでしょ。
その子が自立でき、幸せで自由な人生を歩めるようにするために、ちゃんとその子の命を全うできる人生を送られるために命をかけて仕事していないでしょ、ほとんどの人が。
結局、自分が担当している間、問題が起きなければいい、親に嫌われなければいい、という感じがありあり。
だから、「今だけ、金だけ、自分だけ」で支援や療育、教育をしているんじゃないですか。
社会が狂ってるし、大人が狂っている。


私達、今の子育て世代は、平成がそのまんま子ども時代です。
世の中の大人たちが「今だけ、金だけ、自分だけ」で突き進み、その影響をもろに受けた世代ともいえます。
でも、それを嘆いていても、そのときの大人たちを恨んでも、何も変わってはいきません。
私達は気がついたので、子ども達、未来の子ども達を守るために闘うことができるのです。
私自身は、2000年以降、発達障害が利権化され、食い物にされている状況を打破するため、闘っていきます。
発達に遅れがあることが問題なのではなく、発達に遅れがあることを問題かのように焚きつけている人達が問題なのです。
食を通して、環境を通して、遊びを通して、家庭での子育てを通して、私達は未来をより良くしていける。
そのためには私達大人が学び、考え、行動し、声をあげていくことですね。
子ども達の人生を搾取されてたまるか!




☆『ポストコロナの発達援助論』のご紹介☆

巻頭漫画
まえがき
第1章 コロナ禍は子ども達の発達に、どういうヌケをもたらしたか?
〇五感を活用しなくなった日本人
〇専門家への丸投げの危険性
〇コロナ禍による子ども達の身体の変化
〇子どもの時間、大人の時間
〇マスク生活の影響
〇手の発達の重要性と感覚刺激とのソーシャルディスタンス
〇戸外での遊びの大切さ
〇手の発達と学ぶ力の発達
〇自粛生活と目・脳の疲労
〇表情が作れないから読みとれない
〇嗅覚の制限 危険が察知できない
〇口の課題
〇やっぱり愛着の問題
〇子ども達が大人になった世界を想像する
〇子どもが生まれてこられない時代
〇子育てという伝統

第二章 コロナ禍後の育て直し
〇発達刺激が奪われたコロナ禍
〇胎児への影響
〇食べ物に注意し内臓を整えていく
〇内臓を育てることもできる
〇三・一一の子どもたちから見る胎児期の愛着障害
〇胎児期の愛着障害を治す

第三章 ヒトとしての育て直し
〇噛む力はうつ伏せで育てよう
〇感覚系は目を閉じて育てよう
〇身体が遊び道具という時期を
〇もう一度、食事について考えてみませんか?
〇食べると食事の違い
〇自己の確立には
〇右脳と左脳の繋がりが自己を統合していく
〇動物としての学習方法
〇神経ネットワーク
〇発達刺激という視点

第四章 マスクを自ら外せる主体性を持とう
〇なぜマスクを自ら外せることが大事なのか
〇快を知る
〇恐怖を、快という感情で小さくしていく

第五章 子どもの「快」を育てる
〇「快」がわかりにくいと、生きづらい
〇快と不快の関係性
〇子どもの快を見抜くポイント
〇自然な表情

第六章 子ども達の「首」に注目しよう
〇自分という軸、つまり背骨(中枢神経)を育てる
〇首が育っていない子に共通する課題
〇なぜ、首が育たない?
〇首が育たない環境要因
〇首が育つとは
〇背骨の過敏さを緩めていく
〇首を育てるには

第七章 親御さんは腹を決め、五感を大切にしましょう
〇子育て中の親御さん達へのメッセージ
〇部屋を片付ける
〇子どもと遊ぶのが苦手だと思う親御さんへ
〇ネットを見ても発達は起きません
〇発達刺激という考え方
〇五感で子どもを見る
〇特に幼児期は一つに絞って後押ししていく

第八章 自由に生きるための発達
〇発達の主体を妨げない存在でありたい
〇大人が育てたいところと子どもが育てたいところは、ほとんど一致しない

あとがき
こういう本を読んできました
巻末漫画

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