ギリギリまで元気な子

体調を崩していた息子も元気になり、端午の節句を一緒にお祝いすることができました。
おととい、元気に走り回っていたかと思うと、急に「抱っこ抱っこ」が始まり、熱を測ると38.5度。
そこからずっと眠り続けていました。

子どもは体調が悪くなる直前まで遊ぶんですね。
このようなことは自閉症の人たちと関わる中でも見られることでした。


"疲れている"ってどんな状態?
"体調が悪い"ってどんな状態?
このような個人の感覚による症状を自閉症の人たちは気づきにくいといわれています。

「腕から血が出た」
「頭が痛い」
などの見て確認できたり、痛い箇所が限定されている方が不調を把握しやすいです。
ですから、ギリギリまで疲れや具合の悪さに自分で気づかずにいつも通りに活動してしまう。
そして、限界を超えたときに、パタッとダウンというようなことが起こりやすいです。

一方、定型発達の人たちは、目に見えない"疲れや不調"に気がつけるので、ダウンする前に自分の行動をセーブすることができます。


自閉症の特性でもある"感覚の違い"から、自分で疲れや不調に気がつきづらいので、支援者が体調の変化に気がつき、手助けする必要がある部分だと思います。
また、日々の生活の中に、休みや休憩を計画的に入れておくことも重要だといえます。

顔が愛らしい九州地方の焼き物

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