やり取りの楽しさを伝えたい

2歳を過ぎたあたりから、ジェスチャーを駆使して何かを伝えようとすることが増えた長男。
足を指さし(靴下=外出)
両手をグーにして左右交互に上下させる(ハンドル=車)
手を洗う動作(て=テーオー(地元のデパート))
左手首を指さす(腕時計=時計)
体を上下に揺らす(リズム=音楽)
つまり、解読すると
『車に乗ってテーオーに行って、店内にある大きな時計の音楽(〇時になると人形が出てきて音楽が流れる)を聴いた』(たぶん)
こんな風に答えると長男は喜びます。
まだまだはっきり言える言葉は少ないですが、伝えたいことがいっぱいあるのだなと感じます。

コミュニケーションで大切なことは、"言葉で伝えること"ではなく、"何かを媒介にしてやり取りをすること"だと思います。
よって、人とやり取りする楽しさを学ぶことがコミュニケーションの第一歩になります。
もし、言葉を話すことができなくても、人とのやり取りの楽しさを知っている人は、自ら信頼できる人と関わろうとします。

年齢の低い子どもやコミュニケーションの発信が少ない自閉症の人には、少しでも発信があったらオーバーでも良いのでしっかり反応することが大切だと考えています。
あなたの支援する人は、ボールを投げる回数が少なかったり、コロコロ転がすくらいしかできなかったりするかもしれません。
でも、支援者がしっかりボールを受け取り、返してあげることがコミュニケーションをしたいという心を育んでいくのだと思います。

こんなことを偉そうに書きながらも、隣でいろいろ言っている君の発信に聞こえないふりをしたり、「そうそう」など適当な返事をしているお父さんを許してね☆

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