好きなものを買うこと

今日、街で2名のASDと思われる人を見かけました。
40代くらいの成人の方は、スーパーで買い物かごいっぱいのお菓子や飲み物を買っていました。
中学生くらいの青年の方は、お財布を首から下げ、電気屋さんに小走りに入っていきました。
今日は休日。
2人とも″買い物″という余暇を楽しまれているようでした。

アメリカの研修でお話してくれたASDの方が「週末に働いて得たお金でCDを買いに行くことが楽しみなんだ」と笑顔で言っていたことを思い出しました。
自分で得たお金で好きなものを買う。
そしてまた好きなものを買うために仕事を頑張る。
このような繰り返しが日々の生活に力を与え、また主体的な生活へとつながっていくのだということをそのASDの方から教わりました。

今日出会った2名の方は、一人で買い物に来ていました。
迷うような様子がなくテキパキと買い物を行う姿に、本人の力はもちろんのこと、家族や学校、その他の支援者からの教育やサポートがあることも垣間見ることができた1コマでした。

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