世界に一つだけの辞書

自閉症の人たちの支援を行うことはある意味
『世界で一つの辞書を作る』ようなもの

支援する自閉症の人がどのように物事を捉え
どのように考えているかを書き記す


じゃぐちからでるみず【蛇口から出る水】
きらきら光ってきれいなもの。触ると光が見えなくなるので、手を入れたくありません。

ちいさいこのなきごえ【小さい子の鳴き声】
自分が小さかったとき、困って泣いていたことを思い出してしまうので、嫌いな音。

おとうさん【お父さん】
学校が休みの日に家にいる人。「ダメ」と言ってきても、2・3度要求を言えば叶えてくれる人。お母さんよりもランキングは下。

ぽてとちっぷす【ポテトチップス】
味が好きというよりは、いつも同じ味がするので好きな食べもの。

えがお【笑顔】
楽しくて笑っていることと、困ってどう表現したらよいかわからず笑ってしまうことが半分ずつ。


辞書のページが増えるほど
彼のことを理解してくれる人が増えていく

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