【No.1362】汗をかく子は治りが早い
この頃、過去のブログの記事をツイートするようになったのは、新作をサボるためでも、ネタ切れなためでもありません(むしろ、ネタはたくさんあるけど、オープンな場で書いちゃいけないことが多くて困ってます)。
一言でいえば、調査目的です。
ずっと同じ内容は避けるようにしていたのですが、私自身も忘れていることが多いし、読んでくださっている方も同じだと思います。
そして時間が経つと、同じ内容でも感じ方や捉え方が変わることもあるでしょうし。
何よりも、ブログを書き始めて10年ですから、今の親御さんの中には「当時10代でした」という人も多くなっています。
なので、過去の内容でもニーズがあるのか、またそのニーズがあるのならもう一度、ブラッシュアップをしつつ、新しい世代の親御さん達、支援者さん達に新たな方法でも紹介できないかと考えていました。
今のところですが、新作と同じくらいプレビューがあるので、もうちょっと続けていきますね。
新ネタといえば、「汗をかく子は治りが早い」というお話。
自閉っ子、発達障害を持つ子で、「汗がかけない」子は少なくないですね。
今日の函館は久しぶりの真冬日ですが、こんな日でも少し身体を動かせば、「暑い」といって汗をたくさんかくものです。
年がら年中、汗がかけるのが子どもの特徴。
ですから、汗がかけないのも、なんらかの発達の遅れであり、身体の不具合だといえます。
で、そんな子が内臓を整えることにより汗がかけるようになってくる。
そうすると、そこからの発達のスピードが速くなる気がします。
「快食快眠快便が整うと、発達が加速する」と言われますが、そこに「汗をかく」をプラスしても良い感じです。
で、そんな私の観察が3年ぐらい経って、その理由がわかった気がします。
もちろん、エビデンスのない私の作り話としてお聞きください。
汗の目的は体温調節と体内に不要になったものの排出です。
近年の発達障害の増加、神経に何らかの不具合がある子の増加は、遺伝だけでは説明できません。
むしろ、環境要因の大きさを物語っているといえます。
アトピーやアレルギー、ぜんそくや腸の問題を抱えている子が多く、親世代、またその前の世代から蓄積された毒が子の神経にダメージを与えた結果、神経発達に不具合をもった子が増え続けているとも考えられます。
実際に子ども達とお会いすると、苦しそうな雰囲気が出ている子が少なくありません。
それは顔の表情だけではなく、身体全体だったり、お腹のところだったり、なんだか苦しそうな滞りを感じることがあります。
で、そんなとき、「お子さん、汗かきますか?」と尋ねると、ほとんどの場合、「そうなんです。うちの子、汗かかかないんです」と親御さんが言う。
だから、体内で毒素が溜まっているのかな、と思うわけです。
体内で毒素が溜まるとなぜ、悪いかといえば、血液やリンパ液などの流れが悪くなるからじゃないかなって思います。
逆に言うと、血液の流れ、リンパの流れがよくなると、神経細胞自体が充実し、傷ついた神経細胞の回復力を高めるのかもしれません。
もちろん、神経発達に重要な酸素を運ぶのが血液ですから、状態をよくしておくことが発達を加速させることがあると思います。
ゆえに汗がかけるようになった子の「治りが早い」という現象につながっている。
ここから発展して、背骨の課題も、つまるところ、(主に中枢)神経の流れを良くするためのアプローチなんだと思います。
背骨に注目するようになって、こちらも「なんだか滞ってるな」がわかるようになりました。
背骨に苦しそうな箇所がある子が多く、背骨が歪んだり、ズレたりしている子ってほんとに多いよなって思うのが、ここ2,3年ですね。
その歪みや滞りが弛んでくると、これまた神経発達が加速して「治りが早い」状態にみなさん突入しています。
この背骨に関しては「ポストコロナの発達援助論」で紹介していますので、気になる方はご一読くださいませ。
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