【No.1395】明日は節分

1月の下旬あたりから不調に悩まされていました。
なんだか身体が重い感じで、なにかが私に覆いかぶさっているような、頭の上から押し付けられているような感じ。
確定申告の準備などの事務仕事とか、日々の発達相談とかはできていたんだけど、なにか発信しようとすると、急に肩と頭が重くなって動かなくなりました。
こうやってたった数行文字を打っただけでやっぱり肩が重くなってきた、同時に指の力が脱力してくる。
だけど、だいぶ良くなったので、こうやって綴っているのですが、たぶん、気の流れが大きく変わる前兆だからと私は解釈しています。
明日の節分で大きく気が変わる、気が変わっていく次の20年が始まっていく。
例年、節分の前は「変わる感じ」がしているのですが、今年は強烈でした。
いろんな価値観が崩れ、そこで取り残されていく人たちも大勢出てくる。
だけど、旧来の価値観から脱し、新しい価値観とともに一歩を踏み出せた人、その準備ができていた人にとっては素晴らしい20年間が始まるような気がしています。
停滞の20年間が終わり、動き出す20年間が始まる。


民主主義も制度疲労で、終わっていく感じがします。
それが王政になるとか、独裁、共産主義になるという意味ではなく、「多数がすべて」というのがなくなっていくイメージです。
「みんながマスクしているからマスクする」
「みんなが打つから私も打つ」
「みんなが診断をもらいに行くから、療育に行くからうちも行く」
それは思考停止であり、ゾンビのような物体に過ぎない。
多数決は間違うし、その多数決の実態は自由と意思の放棄。
これからは(も)、自らの頭で考え、選択し、行動できる人間が、そういった人間同士が部分的に調和しながらより豊かな人生、社会生活を送っていくのだと思います。


これに付随して、専門家の失墜、科学の失墜も、起きえるでしょう。
医療も、専門家も、お国も、行政も、自らの存続を求めているのみで、私たちを救おうとはしなかった3年間。
他者に自らの選択権を手渡すことがどれほど危険なものかわかった3年間。
医師が治してくれるのではなく、自らの自然治癒力が治すのだ。
国や専門家が自由をもたらすのではなく、自らが自由を手に入れるのだ。
そんなメッセージが改めて伝えられたのではないでしょうか。


ハッタツの話でいえば、「専門家がどうにかしてくれる」というのはないでしょう。
それはギョーカイの支援者、医師だろうが、私を含めた援助者だろうが。
支援者なんて存在がなくなっていく。
あるのは人と人で高めあっていける関係性。
育ち、育てられる、育ち合い。
単なる「支援する側と支援される側」という関係は前世界の古い振る舞いとしてみなされていくと思います。
イメージでいえば、おのおのが持っている「育つ力」を最大限活かしていけるような、そこが最大限引き出されていくような、環境と刺激と人間関係をどう作っていけるか。
今までの「教え育てる」も、「与え受け取る」も消えていくような印象があります。
これまたその子が最大限育っていけるような生活と環境との調和でしょうか。


私は以前から「発達障害(という診断・概念)なんてインチキだ」と言っていますが、「発達障害」だとか、「自閉症」だとか、「ADHD」だとか、そこに意味や価値が見いだされなくなっていくと思います。
そもそもそういった概念が必要なくなるのが次の20年でしょう。
繰り返しになりますが、それぞれがどう生きるか、どう育ちたいかの話になる。
発達の凸凹が「だからどうしたの?」ということになるはずです。
違いに注目するのは同質だからです。
全体としての調和から個々の調和へ変わっていく世界に、発達の違いは大きな意味を持たない。
「その子がよりよく生きる、成長するために、”発達障害”は必要ですか?」


今日までは「うちの子、どこに発達のヌケがありますか?」「どうやって育て直しをしたらよいですか?」の時代でした。
そこから「うちの子の育つ力が最大限発揮できるようになるためには?」「うちの子、どのように成長し、生きていきたいか?」の時代へ。
我が子を中心にどういった人や環境と調和していくか。
その調和がその子の育つ力、生きる力を引き出していけるような。
ここのポイント、価値観に気が付き、変わっていける人、すでに準備ができている人にとっては「治る」を凌駕するような、それこそ「資質の開花」が感じられる世界に入っていけるでしょう。


そんなことを気が付けば、無意識に綴っていました(笑)
いずれにしましても、崩壊から新たな価値観、時代、世界へがキーワードになりますね。
ぜひ、皆さんと一緒に、一人でも多くの人とともに、明日からの新しい世界を生き抜いていきたいと思っています。
YouTubeも更新していますので、よろしければご覧ください。
あと福岡での発達相談も残り2枠です。
どうぞよろしくお願い致します。


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