子も、親も、成長できるのを支援することが"協働"じゃないかな

雨脚が強くなってきましたね。
ちょうど午後からの予定がキャンセルになったので、外に出ず、仕事ができています。
朝早い時間に走っといて良かった♪
遅くなるほど荒れるようだから、今日は早めに保育園に迎えに行こうかな。

「いつも丁寧に教えてくださり、感謝しています」と言われました。
お金を払って利用して頂いているのですから、どんな意図で、どんな支援を行っているかを丁寧に説明するのは当然なこと。
また、実際のセッション以外でも、電話やメールでの相談をいただきますが、それに関しても、親御さんがお子さんのことをより深く知り、成長につながる引き出しを増やすのは望ましいことです。
私のイメージでは、依頼を受けたお子さんの成長はもちろんのこと、親御さんも含めて一緒に成長してもらう感じです。
ですから、セッションを通して知り得た情報や、お子さんに合った支援方法があれば、どんどんお伝えしています。
それで「大久保の支援はもういらないわ」となってもいいのです。
ヤブ医者になって小銭を稼ぐよりも、どんどん成長してもらえる方がずっと気持ちが良いものです。

私が当然だと思っているこのような対応も、公的な機関では難しいのは当たり前。
公的な機関では、結果よりも、数の方でお金が決まってくるのですから。
特に税金からお金を貰っているところは、より多くの人にサービスが行き渡ることが大切です。
ですから、「〇〇では、どんな療育を行っているか教えてくれない」とか、「結果が伴っていない」とか、「同じ支援がうちではできない」とか、言っても仕方のないことです。
そもそもの仕組みが違いますから。
「お金がかからず、何でも教えてくれて、しかも結果が伴う」なんていうのを期待していてはだめですよ。
それができていたら、もっと多くの人たちが自立した生活を送られています。
もし公的な機関の人で、自分に時間も、労力も割いてくれているのなら、それはその人のプライベートな時間か、他の誰かが利用できていたかもしれない時間を貰っていると考えた方が良いと思います。

公的な機関のみを利用されている方は、親御さん自身で勉強する必要があるということです。
ただ利用されているだけでは、お子さんは変わっていくかもしれませんが、親御さんは変わっていきません。
結構、公的な機関を長年使われていた方が私のところにも来ますが、上記のように私のサービスに対して感動される方がいる一方、「私、なんでも知ってます」という方もいらっしゃいます。
でも、そういう方に限って、よく理解されていない場合が多いです。
背景には、公的な機関を利用していること自体に満足感があるような気がします。
反対に、公的な機関は使わず、親御さんご自身で考え、ずっと試行錯誤されてきた方の方が、よくお子さんのことも、知識とは知らなくても支援のことも、理解できていることの方が多いです。
こういった親御さんの場合、支援を整理するお手伝いと、違った視点のアイディアを提供することで、お子さんだけでなく、親御さん自身もどんどん成長していきます。

民間の支援機関と、公的な支援機関は、仕組みが違うこと。
仕組みが違うから、サービスも違ってきます。
そして、支援者よりも接する時間が圧倒的に多いので、親御さん自身が理解を深め、成長することが、お子さんを成長させることにもつながってくること。
もちろん、センスの部分もありますが、やっぱり努力しないと成長はできないこと。
成長するためには、ご自身で勉強されるか、たとえ有料だったとしても親御さんも一緒に成長させてくれる民間に頼むという方法もあること。
つまり、お金がかかったとしても、お子さんも、親御さんも、理解が深まり、成長できる方がお得でしょ、というセールスでした(笑)

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