2017年は新たな縁が生まれた一年でした

2017年を振り返りますと、新しい縁に恵まれた一年だったと思います。
特に函館以外の方たちからの電話やメールが多かったです。
そして就学前、小学校低学年の子が多かったです。


みなさん、地元の支援者から繰り返される、すでに我が子の将来が決まったかのような言葉に、態度に、雰囲気に、疑問を感じ、傷つき、悩まれていました。
「専門家が言うことだから」といって、自分の内側から湧き出る感情を必死に抑えようとしている親御さん達も大勢いました。


しかし、「本当に自分が感じることは間違っているのだろうか」「本当に子どもが発達、成長する方法はないのだろうか」という親御さん想いが行動となって表れ、ネットを通じて縁を生んだのだと思います。
地元の支援者は無理だというけれども、それは知らないだけか、自分にはできないと言っているだけ。
別の地域に目をむければ、子どもの発達を信じ、後押しする親御さんがいて、実践家もいるのです。


幼い子の親御さんからの相談が増えるたびに、そしていろいろな地域の方からくるたびに、発達障害を持つ子ども達の未来は明るいと思います。
今までは、地元の支援者が子どもを、若者を、大人たちをグルグル巻きしておけましたが、もうそうはできません。
いくら「一生涯支援が必要です」と言っても、発達のヌケを育てなおし、発達の遅れを取り戻している子がいて、親御さんがいます。
発達障害が治り、自分の持っている資質を自分のため、社会のために活かし前向きに生きている大人たちがいます。
そういった姿が、地元では見えなくても、ネットを通して感じることができる今、親御さんの内側から湧き出る我が子への想いを「それは間違っていない」と後押ししているのです。


世の中で偉そうに、また子どもの未来が自分にはわかるかのように語る支援者は、普通に大晦日を過ごし、明日以降、正月休みを過ごします。
でも、その間も、親御さんは我が子の発達を後押しすることができる。
子どもの発達にお正月休みはありません。
今日、この瞬間も、よりよく発達、成長しようという動きが、その子自身の内側にはあるのです。
ですから、信じるべき指針は、その子自身の中と、一番そばにいる親御さんの中にあります。


時代は変わり、若い世代の親御さん達は、支援が当たり前に存在する中で子育てをされます。
なかった、足りなかった時代の方たちと比べて、1つ1つの支援、1人ひとりの支援者をよく見て考えられているように感じます。
そして自分の想いに沿うような支援が身近になければ、他から探すという積極的な姿勢も見られます。
金太郎飴のようなどこを切っても結局は同じ支援で、同じゴールでは満たされません。
別の地域に行ったり、ネットで検索し、注文したりするのが当たり前の時代です。


2018年も、こういった地元の支援の枠を飛び出した親御さん達が我が子の発達を後押しし、全国にいる親御さん達を励ますのだと思います。
私もこういった親御さん達と共に歩んでまいります。
新しい縁があった皆様、本当にありがとうございました。
是非、今度はそれぞれの地元で、それぞれの方たちが新しい縁を結び、その地域をかえていってもらいたいと思います。
そういった動きが全国でどんどん生まれてくれば、これから生まれてくる発達障害を持った子ども達の未来が明るくなるはずです!
親心を諦めさせる支援ならいりません!
みなさま、良いお年をお迎えください。

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