支援を商売にするためのテクニック
このブログは、支援を商売としている方達にも見て頂いています。
ですから、今日は、その方達のために、私が5年間、商売をやってみて分かったテクニックをお教えしようと思います。
支援というのは、実態があるものではありませんので、どう親御さんに、と言いますか、親御さんの頭の中に支援をイメージさせるかがポイントになります。
そもそも、その子に良い変化が見られたとしても、それが支援の効果なのか、それともいろんな経験をしたからなのか、自然な成長、発達の結果なのか、たまたまなのか、もともと調子がよくなかったのが良くなったからなのか、はわかりません。
つまり、支援というのは、他人からの働きかけの一つに過ぎないのです。
名人と呼ばれるような人でしたら、その名人の働きかけ一つで、流れを良い方向へと一気に変えられるかもしれませんが、ほとんどの支援者にはそんなことできません。
まあ、働きかけの一つとして良い刺激、きっかけになることもありますが、それだけではなく、ほとんど意味がないこともあれば、逆にマイナスに作用することだってあります。
前置きが長くなりましたが、このように実態が掴めない支援というものを、特に親御さんに良い感じでイメージしてもらい、利用し続けてもらうには、テクニックが必要になってきます。
まず簡単なテクニックが、『支援している様子を見せない』ということです。
親御さんは、我が子の発達には直感が働きますので、これは意味がある、ないを瞬時に判断することができます。
そのため、セッション後に、口頭や紙面で仰々しく支援について伝えれば、何か素晴らしいものを受けられたというイメージを懐いてもらいやすくなります。
日頃から持っている資格の話をしたり、専門用語を使ったり、自分の功績などをアピールしていれば、さらに信じてもらいやすくなるでしょう。
他にも簡単なテクニックとしては、『支援グッズを持ちこむ』ことです。
間違えても、家にあるものでセッションをしてはいけません。
「私にもできるかも」と思われてしまうからです。
自作の支援グッズ、一般のお店では売っていない道具などを使えば、それだけで「特別なもの」感が出てきます。
「自分に持っていなものを持っている」というのは、支援というものも特別なものに見せるテクニックです。
オリジナルの支援グッズを使う→支援する→持って帰る、というのを繰り返せば、それだけで支援の時間は特別な時間になります、もちろん、効果のあるなしに関わらず。
あと、やたらと発達検査、アセスメントするのも同様の効果があります。
あとは、ギョーカイの先生方もよく使われている方法で、みなさん、ご存じの方も多いとは思いますが、『家庭での支援に制限を加える』というテクニックです。
「失敗させてはいけません」「二次障害ガー」「(私の)支援の効果がわからなくなるので」「お母さんも同時に支援しちゃんと、本人が混乱してしまうので(?)」という文句で、家庭での子育ての足止めをします。
そして、家庭で行う子育てや支援に、一つ一つアドバイスという難癖をつけ、ああでもない、こうでもないとやるのです。
よく「スケジュールを作ってみたのですが、これで良いでしょうか?」などと訊いてくる親御さんに、「ここを直した方が良い」というやつです。
スケジュールなんて、本人がわかれば良いのですから、それを支援者に訊くのは…以下略。
このようにテクニックを並べてみますと、親御さんからどう主体性を奪うのか、また支援者自身が主導権を取り、先導するかがポイントだといえます。
ちなみに私は商売ベタですので、本人が嫌がらなければ、毎回、セッションの様子を親御さんに見て頂きます(もちろん、毎回、報告書も提出します)。
「私は、ここを確認していました」「こんなことをポイントに援助しています」と伝えますし、私の働きかけで良くなかったものは、「こんな点が失敗でした」と伝えるようにしています。
また家にあるもの、家の周りの環境を使って取り組みを行うようにしています。
そして、私がいないとき、日頃の生活の中で発達援助をしてもらうようにお願いしています。
そのため、毎月のように「もう大丈夫です」「私達で頑張っていけそうです」と言って、私のセッションを必要としない方が出てきます。
年々、卒業までの期間が短くなり、年単位で利用継続している方がどんどん少なくなっています。
だから、商売としてはうまくありませんね。
でも、発達の主体は本人ですし、発達援助をするのは親御さん、発達とは特別な時間があるのではなく、日々の生活の中に自然に存在するもの、という考えが変えられませんので、どうしても本人も、親御さんも、一日でも早く卒業してもらいたいと思ってしまうのです。
私はきっと商売人に向かないのでしょう。
あくまで支援を商売にしている方達に向けて書いた情報提供です。
間違っても、自立させない支援者、治さない支援者、当事者の人達をメンドリに仕立てる支援者を見抜くために使わないでくださいね(笑)
ですから、今日は、その方達のために、私が5年間、商売をやってみて分かったテクニックをお教えしようと思います。
支援というのは、実態があるものではありませんので、どう親御さんに、と言いますか、親御さんの頭の中に支援をイメージさせるかがポイントになります。
そもそも、その子に良い変化が見られたとしても、それが支援の効果なのか、それともいろんな経験をしたからなのか、自然な成長、発達の結果なのか、たまたまなのか、もともと調子がよくなかったのが良くなったからなのか、はわかりません。
つまり、支援というのは、他人からの働きかけの一つに過ぎないのです。
名人と呼ばれるような人でしたら、その名人の働きかけ一つで、流れを良い方向へと一気に変えられるかもしれませんが、ほとんどの支援者にはそんなことできません。
まあ、働きかけの一つとして良い刺激、きっかけになることもありますが、それだけではなく、ほとんど意味がないこともあれば、逆にマイナスに作用することだってあります。
前置きが長くなりましたが、このように実態が掴めない支援というものを、特に親御さんに良い感じでイメージしてもらい、利用し続けてもらうには、テクニックが必要になってきます。
まず簡単なテクニックが、『支援している様子を見せない』ということです。
親御さんは、我が子の発達には直感が働きますので、これは意味がある、ないを瞬時に判断することができます。
そのため、セッション後に、口頭や紙面で仰々しく支援について伝えれば、何か素晴らしいものを受けられたというイメージを懐いてもらいやすくなります。
日頃から持っている資格の話をしたり、専門用語を使ったり、自分の功績などをアピールしていれば、さらに信じてもらいやすくなるでしょう。
他にも簡単なテクニックとしては、『支援グッズを持ちこむ』ことです。
間違えても、家にあるものでセッションをしてはいけません。
「私にもできるかも」と思われてしまうからです。
自作の支援グッズ、一般のお店では売っていない道具などを使えば、それだけで「特別なもの」感が出てきます。
「自分に持っていなものを持っている」というのは、支援というものも特別なものに見せるテクニックです。
オリジナルの支援グッズを使う→支援する→持って帰る、というのを繰り返せば、それだけで支援の時間は特別な時間になります、もちろん、効果のあるなしに関わらず。
あと、やたらと発達検査、アセスメントするのも同様の効果があります。
あとは、ギョーカイの先生方もよく使われている方法で、みなさん、ご存じの方も多いとは思いますが、『家庭での支援に制限を加える』というテクニックです。
「失敗させてはいけません」「二次障害ガー」「(私の)支援の効果がわからなくなるので」「お母さんも同時に支援しちゃんと、本人が混乱してしまうので(?)」という文句で、家庭での子育ての足止めをします。
そして、家庭で行う子育てや支援に、一つ一つアドバイスという難癖をつけ、ああでもない、こうでもないとやるのです。
よく「スケジュールを作ってみたのですが、これで良いでしょうか?」などと訊いてくる親御さんに、「ここを直した方が良い」というやつです。
スケジュールなんて、本人がわかれば良いのですから、それを支援者に訊くのは…以下略。
このようにテクニックを並べてみますと、親御さんからどう主体性を奪うのか、また支援者自身が主導権を取り、先導するかがポイントだといえます。
ちなみに私は商売ベタですので、本人が嫌がらなければ、毎回、セッションの様子を親御さんに見て頂きます(もちろん、毎回、報告書も提出します)。
「私は、ここを確認していました」「こんなことをポイントに援助しています」と伝えますし、私の働きかけで良くなかったものは、「こんな点が失敗でした」と伝えるようにしています。
また家にあるもの、家の周りの環境を使って取り組みを行うようにしています。
そして、私がいないとき、日頃の生活の中で発達援助をしてもらうようにお願いしています。
そのため、毎月のように「もう大丈夫です」「私達で頑張っていけそうです」と言って、私のセッションを必要としない方が出てきます。
年々、卒業までの期間が短くなり、年単位で利用継続している方がどんどん少なくなっています。
だから、商売としてはうまくありませんね。
でも、発達の主体は本人ですし、発達援助をするのは親御さん、発達とは特別な時間があるのではなく、日々の生活の中に自然に存在するもの、という考えが変えられませんので、どうしても本人も、親御さんも、一日でも早く卒業してもらいたいと思ってしまうのです。
私はきっと商売人に向かないのでしょう。
あくまで支援を商売にしている方達に向けて書いた情報提供です。
間違っても、自立させない支援者、治さない支援者、当事者の人達をメンドリに仕立てる支援者を見抜くために使わないでくださいね(笑)
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