【No.1441】2026年のご挨拶
今年は帰省しなかったので、函館で新年を迎えました。
大晦日から降り続けた雪が20㎝ほど積もり、朝から雪かき。
そのあと、家族で初詣に行き、やっと今、ほっと一息といったところです。
外もマイナスの気温が続いていますが、やっと雲の合間から太陽の光を確認することができました。
昨年末に書いたブログの通り、今年もますます「発達障害かどうか」「診断があるかどうか」は大きなことではなくなると予想しています。
それよりも大きくなるのが、「あなたは何ができますか?」という問いに対する答えだと思います。
「何ができますか?」の“何”はAIに取って代わられない人間らしさの部分です。
小学生と中学生の子の親ですが、彼らの勉強を見ていると、30年前の私が受けた教育と基本的には変わっていません。
多少、「自分で調べて発表する」といった能動的な内容が増えた感じがしますが、根本は知識の習得であり、輪を乱さない指示に従える人間を作ることになります。
脳みそを鍛えるという意味では9年から12年、それ以上の期間、学校教育で学ぶことは良いのかもしれませんが、敢えて人間がそれだけの時間をかける必要があるのか、と思います。
そういったことはAIに任せて、人間しかできないことをやったほうが良いのではないでしょうか。
人間らしさって何だろう。
人間らしさというのは、自分の意思で、また内側から湧き出る欲求に従って行動できること。
AIには意思もないし、欲求もない。
合理的な結論よりも、ときに非効率で直感的、感覚的な行動ができる。
そこに人間らしさというものがある。
また「肉体を持つ」というのも重要な人間らしさといえます。
コロナ前までは、できるだけ普通級で、できるだけ進学という方向で助言することが多かったです。
実際、そちらの方が社会に出たときの自由度、就職率も良かった。
しかし、社会が大きく変わる今、そういったことよりも、経験と実績、技術を持つことのほうが自由に、また豊かに生きていける可能性が高くなったといえます。
昨年の発達相談でも、こういった社会の変化を念頭にお話をした結果、専門学校を目指したり、アルバイトでも実技を必要とするようなところを選択したり、というような若者とそのご家族が増えています。
コミュニケーションが苦手でも、発達が凸凹してても、知的な遅れがあっても、自分の肉体を使って働ける人間は重宝される。
だって、AIにできない仕事だから。
今年もそんな傾向は強くなっていくと思います。
そのためにも、土台となる発達の部分の育ちはこれまで以上に重要になってきます。
デコボコはいいけど、動けないのは困る。
知的障害は良いけど、感覚過敏は困る。
ADHDは良いけど、指示待ちは困る。
IQよりも、生活力が問われる時代に。
今の子ども達が社会に出るのは10年、20年後なので、その社会をイメージした先取りの教育を行っていく必要があるのです。
今の社会システムを念頭に置いた教育では、時代遅れの大人になってしまいます。
私の発達相談、発達援助も、変化が求められます。
これまでの知見の積み上げにより、発達の課題を育てことは大きな問題にならなくなりました。
やるか、やらないか。
知っているか、知らないか。
専門家に頼らず、親御さんが、家庭でできる発達の促し方、後押しの仕方があるのです。
そこを伝えることは引き続き、頑張っていきます。
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