「芋づる式に治そう!」(花風社)を読んで①
本日の午後、花風社さんの新刊「芋づる式に治そう!」が届きました。
夕方、まず一読し、先ほど2回目を読み終えました。
1回目よりも、2回目の方で、ハッとさせられることもあり、じわじわと情報が身体の中に入ってきている感じです。
今年の春がまずは楽しみですが、春夏秋冬と実践してみた来年の今頃が一番の楽しみです。
本の内容や素晴らしさは、私がとやかく言うよりは、みなさんが読めばわかるので省きます。
ここからは、ちょっと視点をずらして私が感じたことを書かせていただきます。
それは、この本が2つの常識をぶち破っているということです。
1つ目は、「季節は乗り切る」という常識。
自閉症の人たちは、季節の移り変わりが苦手であるというのは、ずっと前から知られていました。
特に春、変化が多い季節ということもあり、冬から春に変わる時期は不安定になったり、崩れたりする自閉症の人がたくさんいます。
しかし、根本的な解決方法はわからず、支援者が行っていることは「どうしたら、その崩れる幅を小さくするか」でした。
著名な方や先輩の支援者たちに尋ねてみても返ってくるのは、「嵐が過ぎるのを待つのみ」ということばかり。
今でも「憂鬱な季節がやってくる」「また耐える日々だ」などと言う声を聞こえますし、ある方は春になったら家ではみられなくなるので、毎年、施設に短期入所させる人もいます。
これくらい季節の移り変わりが大きな影響を与えるのに、ずっと対処方法でしか支援できていませんでした。
それが今回の新刊では、春夏秋冬と一年を通したアプローチの仕方が紹介されています。
このような"季節"に焦点を当てた本を、今まで私は見たことがありません。
もしかしたら、世界初かもしれませんね。
四季のはっきりしている日本に住む自閉症の人たちにとっては、とても価値のある本だと思います。
「季節は乗り切る」というギョーカイの常識を崩しただけではなく、それぞれの季節を利用して状態を良くし、さらに発達させる!
この本が10年前に出ていたら、あのときの子ども達をもっとラクにさせ、成長させることもできたのでは、という思いが強く出てきました。
→「芋づる式に治そう!」(花風社)を読んで②
夕方、まず一読し、先ほど2回目を読み終えました。
1回目よりも、2回目の方で、ハッとさせられることもあり、じわじわと情報が身体の中に入ってきている感じです。
今年の春がまずは楽しみですが、春夏秋冬と実践してみた来年の今頃が一番の楽しみです。
本の内容や素晴らしさは、私がとやかく言うよりは、みなさんが読めばわかるので省きます。
ここからは、ちょっと視点をずらして私が感じたことを書かせていただきます。
それは、この本が2つの常識をぶち破っているということです。
1つ目は、「季節は乗り切る」という常識。
自閉症の人たちは、季節の移り変わりが苦手であるというのは、ずっと前から知られていました。
特に春、変化が多い季節ということもあり、冬から春に変わる時期は不安定になったり、崩れたりする自閉症の人がたくさんいます。
しかし、根本的な解決方法はわからず、支援者が行っていることは「どうしたら、その崩れる幅を小さくするか」でした。
著名な方や先輩の支援者たちに尋ねてみても返ってくるのは、「嵐が過ぎるのを待つのみ」ということばかり。
今でも「憂鬱な季節がやってくる」「また耐える日々だ」などと言う声を聞こえますし、ある方は春になったら家ではみられなくなるので、毎年、施設に短期入所させる人もいます。
これくらい季節の移り変わりが大きな影響を与えるのに、ずっと対処方法でしか支援できていませんでした。
それが今回の新刊では、春夏秋冬と一年を通したアプローチの仕方が紹介されています。
このような"季節"に焦点を当てた本を、今まで私は見たことがありません。
もしかしたら、世界初かもしれませんね。
四季のはっきりしている日本に住む自閉症の人たちにとっては、とても価値のある本だと思います。
「季節は乗り切る」というギョーカイの常識を崩しただけではなく、それぞれの季節を利用して状態を良くし、さらに発達させる!
この本が10年前に出ていたら、あのときの子ども達をもっとラクにさせ、成長させることもできたのでは、という思いが強く出てきました。
→「芋づる式に治そう!」(花風社)を読んで②
芋づる式に治そう!発達凸凹の人が今日からできること
栗本啓司、浅見淳子 著 花風社
こんばんは!田中透です(*^^*)
返信削除今、ブログとツイッターを拝見していて、とても共感しながら読んでいました。
僕が今のように元気になってこれたのは、まさに大久保さんが仰っていることを続けてきたからなのだと感じました。
僕は身体についてはサプリメントを取ったり、栄養ドリンクを飲んだりして、疲れやすい部分をサポートしています。
体調が崩れそうになったら、多めに摂取して、カバーするようにもしています。
それと時々ですが筋トレもしたりしています。
そういう身体のケアをしながら、本を読んで自分と向き合って自分の考え方をより柔軟にしていくようにしています。
そうやって自分を磨いていくことで、どんどん生きやすくなっていっていると思っています。
僕はたまたま、ある意味発達障害の特性が軽度?だったからこのような工夫ができたのかもしれません。
でも僕としては、もっと多くの発達障害の当事者の人たちがどんどん元気に幸せになっていってほしいと思います。
そのためには、ほんのささいなことでいいから、コツコツ続けていくのがいいのだなぁと思ってます。
例えば、笑顔の練習とか明るい言葉を口に出すことだけでも、良い人間関係を築いていくための大きな力になるなぁと思ったりしています。
もちろん、僕にとって良い方法でも他の人にも良い方法とは限りませんが(^_^;)
長々と書いてしまいまして、すみませんでした。
読んでいてとても共感したので、思わずコメントしてしまいました。
ではでは、また来週もよろしくお願いいたします(^^♪
とーるさんへ
削除コメント頂き、ありがとうございます。
とーるさんに共感して頂けると、私の自信にもなります!
とーるさんは、何事も決して発達障害のせいにはしません。
それよりも自分自身が成長できることを常に考え、実践されています。
そして、コツコツ身体を整え、よりよく社会で生きていけるよう努力を続けています。
そういった姿が周囲の人に「発達障害のとーるさん」ではなく、「一人の人間としてのとーるさん」として映るのだと思います。
私はとーるさんが発達障害者だからではなく、一人の人間として尊敬しています。
よくギョーカイでは「発達障害のことを理解して」と言います。
でも、「じゃあ、そちらは発達障害の人以外のことを理解する努力はしているのですか?」と言いたくなることばかりです。
障害がある人の権利を主張するなら、障害がない人の権利も大切にしなければならない。
これは自然の道理です。
「発達障害の人たちの才能を活かす」と口では言っているものの、実際にやっていることは「大目に見てね」ということばかり。
どうやったら一般の人たちの力になれるか、という視点がありません。
とーるさんは、決して特性が軽いということだけではないと思います。
それよりも、自分自身で心身を整え、成長できる土台を作ってきたからこそ、特性が軽く感じるのではないでしょうか。
まさに努力の賜物だと思います。
私は「発達障害の人たちは定型発達の人たちに庇護を受け続ける存在ではない」と思っています。
私は「発達障害の人たちは変わることのできない存在ではない」と思っています。
それはとーるさんの存在があるから。
私の考え方はギョーカイとは異なっています。
これから批判や抵抗を受けることも多々あると思います。
でも、とーるさんの姿を思い浮かべ、自分の信じる方向へと進んでいきたいと思います。
こちらこそ、来週もよろしくお願いします!