腹を据えて、地に足つけて

やっぱり支援者には"覚悟"が必要だと思う。
一度、引き受けたのなら、最後まで付き合い続けるべきである。
目の前でどんなことが起ころうとも。
非常に厳しいケースであったとしても。

自分には手に負えなくなった時点での丸投げは、なんとも悲しい。
福祉の世界で働いていたから、丸投げされた方の気持ちもわかる。
本人の手の中にあった選択なら良いが、選択肢を与えられぬままの丸投げ。

厳しい状況の依頼も少なくない。
どこから手をつけてよいのか、と思ってしまうこともある。
でも、私は依頼を受けたからには、結果を残すまで投げ出さない覚悟で支援に携わる。
何故なら、こういった方たちの多くは、別の支援機関、医療、学校などで、丸投げされてきた人たちだから。

丸投げした側の支援者と会うと、
「よく引き受けたね」
「改善するのは難しいでしょ」
「最後は福祉に行くしかない」
などと、言われることもある。
そのたびに、私の中の覚悟はより強いものに磨かれていく。

丸投げしたい人たちは、どんどん丸投げすれば良いと思っている。
そうされたら、私が手を伸ばせば良い。
どんな状態、状況であったとしても、その人の中にある自己治癒力、成長力はなくならないと思う。
だから、やり方を変えれば、きっとその人は変わっていくと確信している。

支援者と呼ばれる人たちよ、引き受けたからには覚悟を持とう。
腹を据えて、地に足つけて。
人の人生に関わっているという自覚を持って。
支援者は逃げられても、本人たちは自分の人生から逃げることはできないのだから

コメント

  1. 偽物カニカマ風味ばかりだからね。だいたい仕事の内容を選んでいる事こそ偽物です。本物は素材の持ち味を120%引き出してあげるからこそ、報酬をいただけます。そして最後までやり通す❗️やらなきゃならないね。僕たちが。

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    1. keisuke niwaさんへ

      力強いメッセージをありがとうございます!
      仕事をする上で、大切な心構えですね。
      途中で投げ出す、責任転嫁するというカニカマが多過ぎます。
      どんな仕事であっても、いるだけで報酬を得るわけではないですよね。
      成果に対してお金が支払われる。
      この点を勘違いしてはいけませんね。
      成果を出し続けるために、自分のスキルを高め続ける!
      そして、依頼された仕事に対して、ホームランは狙わず、ヒットを打ち続けたいと思っています。
      やりましょう!niwaさん(^o^)/

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