全力で頑張るのは、まず支援者や親などの大人たち!

1年前から始めたランニング。
そして昨日、人生初のハーフマラソンに参加してきました。
目標は2時間を切ること。
強風&雨という悪条件でしたので、「ちょっと難しいかな」と思いましたが、目標を10分ほど速く更新できました。
風が強いことは予想していましたので、日頃から風の中を走り、函館山の坂道を走ってトレーニングしていたのが、功を奏しましたね(笑)
女性ランナーは、漁火通りで強風に煽られよろけていましたし、道外から参加したランナーは寒さにビックリされていたようでしたので、地元以外のランナーの方達は大変だったと思います。

大変だったといえば、大会の運営スタッフ、ボランティア、沿道で声援を送ってくださっていた大勢の人達の方だったと思います。
走っている最中、ランナーを支えてくださっている皆さんの姿を見て、本当にありがたいことだと思いましたし、励まされました。
悪天候の中、見ず知らずのランナー達に「頑張れ」「もう少しだ」「大丈夫、完走できる」などと声を掛けてくださったのでした。

声援を送ってくれた人達の中に、私の家族の姿もありました。
大会に出場する最大の目的は、息子に親父の頑張る姿を見せること。
親が、大人が、全力で物事に臨んでいる姿こそ、幼子心にも大きな意味を持つのではないかと考えたのです。

息子には、勉強ができなくても、運動ができなくても構わないと思っています。
ただ他人から好かれる人間、愛される人間になってほしいということだけを願っています。
他人から好かれる人間、愛される人間とは、頑張る人間のことだと思います。
人って頑張る人間のことが好きです。
例え失敗したとしても、全力で頑張っている人には温かい眼差しが向けられます。
「社会は冷たい」などと言われることもありますが、頑張る人には優しい社会だと思います。
ですから、息子には「全力で頑張る」ということを学んでほしかった。

それには、まず親が「全力で頑張る」を見せることが必要です。
大人の本気を見たことがない子どもが、全力で頑張るはずがありません。
言葉で大脳新皮質に「全力で頑張れ」と言っても無駄なのです。
もっと深い部分に語り掛ける必要があるのです。
雨の中、息子も大変だったとは思いますが、雨にびちょぬれになりながらも、全力でゴールする親父の姿を見て、「お父さんはすごい」と言ってくれました。
きっと彼の深い部分にも、伝えたかったメッセージが届いたのだと思いました。

親も、支援者も、同じです。
全力で頑張るのは、まず大人の方なのです。
「子どもを頑張らせてはいけない」と言う前に。

コメント

このブログの人気の投稿

【No.1358】体軸が育つ前の子と、育った後の子

【No.1364】『療育整体』を読んで

【No.1369】心から治ってほしいと思っている人はほとんどいない