2016年1月18日月曜日

苦手な教科を通して、脳を発達させる

函館は吹雪いていますが、関東の雪も大変だったようですね。
ほとんど雪が積もらない地域ですので、ちょっとの積雪で交通機関に大きな影響が出てしまいます。
よく雪が多い地方の人たちが「それくらいの雪で」なんて言いますが、街の作りが違いますからね。
4か月雪が降る地域と、年に数回しか雪が降らない地域では、影響力が違います。
でも、積雪の中を夏タイヤで走行するドライバーには驚いちゃいますが・・・。

月曜日の朝でしたので、通勤、通学の人たちは大変だったと思いますが、昨日じゃなくて良かったと思います。
昨日は、センター試験でしたからね。
私も、受験生だったときは、試験当日の天候が心配でしたね。
電車が停まった場合も想定して、試験会場までの交通手段はいくつか調べてました。
まあ、受験生ではなかったときは、雪が降ると、授業が休みになって校庭で雪遊びの時間になったり、休校や堂々と遅刻ができたり、と楽しい思い出の方が多いですが。
雪が当たり前の北海道では、こんなことはありませんね。

明日から3学期が始まるところも多いので、冬休みの特訓も終わりです。
苦手な教科を集中して勉強した子もいれば、人間関係について勉強した子もいます。
みなさん、落ち着いて勉強できる期間だからこそ、苦手なことにもじっくり取り組みたいというニーズが多かったですね。

苦手なことを克服するということは、テストの点数を上げることや、適切な振る舞い方を身に付けることが目的ではないと思っています。
特に、頭の柔らかい子どもさんの場合には。
「成績を上げる」「あるスキルを身に付ける」っていうのは、取り組みの"結果"であって、"目的"は別のところにあると考えてます。
それでは"目的"は?
私は「脳を育てること」という認識です。

苦手があるということは、苦手ではないところがあるということです。
ということは、苦手な部分に原因があるはずです。
その原因はどこにあるかと言ったら、脳の場合が多い。
もちろん、環境の場合もありますが、それはコントロールできない場合がありますから、その子の脳にターゲットを絞るわけです。

苦手なことと、苦手ではないことの間に、使っている機能、脳の部位に違いはないだろうか、と確認します。
そうすると、だいたい目星がついてきます。
苦手なことは得てして、脳の不具合と関係性があります。
その不具合、未発達をどう刺激し、育てていくか、それこそが目的だと考えています。

算数や国語の点数が取れるようになったり、適切な振る舞い方を覚えること自体は、そこまで難しいことだとは思いません。
どちらもパターンを覚えさえすれば、適応できますから。
でも、それができたからと言って、実生活での不具合や将来の不安がなくなるか、と言ったら、そうではありませんね。
学校生活で目標になることは、学校生活の中だけで必要になる場合が多いですから。

苦手な教科やスキルは、本人の脳の不具合の箇所、未発達の箇所を教えてくれているのだと思います。
ですから、親御さんとお話しする際も、苦手なことを勉強することは、テストの点数を上げることでも、特定のスキルを身に付けることでもありません。
目的は"脳を育てること"です、と言います。
苦手な文章問題を通して、文章を理解する脳の部位、発声に関する部位、イメージに関する部位などを育てる、もしくはそれぞれの連携を強化する。
苦手な対人スキルのトレーニングを通して、複数の情報をキャッチする練習や、重要な部分に注意を向ける練習をする。
大事なことは、根本から発達を促していくことだと思います。

パターンを覚えることによって、成績や特定の行動ができるようになることも、脳の根本から発達して、成績や特定の行動ができるようになることも、目に見える結果は同じです。
でも、その意味合いは全然違います。
特に、5年先、10年先が違ってきます。
パターンで覚えると、また別のことは別のパターンを教えなくてはいけなくなります。
しかし、根本からの発達は、将来的に自ら適応し、成長していけることにもつながります。

支援者、商売としては、目に見える結果は同じなので、パターンで教えた方が良い。
だけれど、その子を中心に考えると、圧倒的に根本からの発達が良いに決まっている。
脳が育つと、苦手だったことができるようになります。
それだけではなく、育った脳の部位は、他の部位と連携し、さらに別のことができるようになります。
「この子自体が変わったようです」なんていう言葉をこの冬休みも親御さん達から多く聞けました。
これは根本から発達を支援する意義を教えてくれる言葉だと思って受け止めています。

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