2016年1月30日土曜日

功績がある人は発達障害で、トラブった人は精神障害って、おいっ!

今週も、しくじった人がアスペルガーじゃないかとか、元県議は発達障害じゃないかとか、ネット上で話題になっていましたね。
特徴的な人物が画面に表れると、すぐに「アスペだ」「自閉だ」「発達障害だ」という声が上がるようになりました。
それだけ、発達障害が社会に広く浸透してきた証拠だと思います。
啓発活動の効果!パチパチ

番組に登場してすぐに、裁判の様子が報道されてすぐに「発達障害じゃない!?」ってネットでの書き込みが始まっていました。
こういった書き込みをする人は、発達障害の専門家かなと思いきや、一般の人たちですね。
ですから、これだけ一般の人たちが発達障害を知り、その様子を見ただけで「もしかしたら…」と思えるくらいまでになったので、さぞかし当事者の方や支援者たちは喜んでいらっしゃると思ったのですが…そうでもないようですね…。

当事者の人の中は、「一緒にするな」と怒っている人がいましたね。
「こんなヘンな人と一緒にされたら、迷惑」だって。
専門家も、「発達障害ではない。精神疾患だ」なんて言ってました。
なんで、こんなにも発達障害の可能性を否定するんでしょうね。

エジソンやビルゲイツとは「同じ発達障害です」と言うのに、しくじった人や県議は「発達障害じゃない」と言う。
だって、エジソンやビルゲイツだって診断なんか受けてないんですよー。
だったら、この差は何?ってなる。
功績があった人は発達障害で、問題を起こした人は発達障害じゃないって主張するのは、おかしなことだと思いますね。
"ASPERGER"っていうのを何かのブランドと勘違いしてる、またはブランドにしたいんですかね。
「ブランドに傷がつきます」って言ってるみたい。
まあ、一番おかしいのは、公の講演会とかで診断を受けていない著名人の名前を挙げてしまっている専門家の人権意識の乏しさですが…。

良い情報だけ流し、悪い情報は統制するって、どっかの独裁国家とやっていることは変わらないような気がしますが。
こんなことをしていても、結局、多くの人たちの支持はもらえませんね。
いくら情報統制をしようとも、一般の人たちは真実を知っています。
犯罪報道の仕方も変わってきましたよ。
ギョーカイの圧力に負けず、きちんと「発達障害」「自閉症」という言葉も使うようになりましたね。
裁判官も、検察も、明言するように変わったのです。
以前は、偏見や誤った認識が多かったネットの世界も、あながち間違いではない、むしろ正しいのではないか、と思うような情報も増えてきました。
身近に診断を受けた人が増えたってことも背景にはあると思います。

「問題を起こした人を発達障害だと認めてしまうと、発達障害みんなが問題を起こすと思われてしまう」っていうのは、拡大解釈し過ぎだと思いますし、怖がり過ぎですね。
こんなに怖がっていたら、社会の中に出ていくことは難しいでしょう。
15歳の少年が犯罪を犯したからって、15歳全員が犯罪を犯すわけではありません。
それくらいのことは、社会の多くの人は分かっています。
こういった偏った解釈をし、主張をしている方は、まず社会を知り、自分の怖がりを何とかする必要があると思いますね。

「自閉症の人は心がきれいな人」
「自閉症の子は天使です」
「発達障害の人たちは、芸術的な才能を持ってます」
「発達障害の人は、天才と呼ばれる人が多い」
なんていうのは、良い面を誇張しているだけです。
もし、これを伝えるのなら、悪い面も伝える必要がありますね。
才能豊かな人や天才と呼ばれる人がいる一方で、トラブルや犯罪を犯す人もいる。
これが正しい情報提供の仕方。
一般の人への啓発って、こういうことを言うんだと思います。
良い情報も、悪い情報も、きちんと伝えた上で、どのようにして一般の人と発達障害の人とが近づいていけるかに繋げていくことが大事ではないでしょうかね。

実際に、子育てに困っている、学校や職場でうまくいかない、就職できずにひきこもっている当事者、家族がいて、周囲にはトラブルを抱えている一般の人もいる。
その前で、「発達障害は素晴らしい個性、才能なんです」なんて良い面だけを言っていたら、誰も耳を傾けてはくれませんね。
ただごく一部の人間が騒いで楽しんでいるお祭りにしか見えないと思いますよー。

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