2016年3月9日水曜日

児童デイに遠慮する親御さん

ある親御さんが言ってたんです。
「児童デイに支援の仕方について要望するのは無理です」と。
理由もいろいろおっしゃっていましたが、やっぱり私は悲しいですね。
他人の支援についてではないんですよ。
我が子の支援について要望できないような施設なら辞めた方が良い、というのが率直な意見です。

子ども達は放課後、何をしていますか?
友達と遊んだり、習い事をしたり、家で勉強している子もいるでしょう。
ほとんどの子ども達は学ぶことで時間を過ごしています。
(もちろん、遊びだって脳や身体を発達させるのに大切な勉強です!)
だったら、障害を持った子ども達だって、放課後は大事な学びの時間のはずです。

塾や習い事に通うのが難しい。
家で遊んでいるだけでは、限られた経験しかできない。
放課後も、有効な時間にしてほしい。
そんな願いから児童デイができたのではないでしょうか。
いつの間にか預り所になってませんかね。
わざわざ衝立の中に入って、DVDを観る必要はないと思いますよ。
家でもDVDは同じ映像が流れるはずです。

こういった状況に気づいている親御さんは多いです。
「成長はないですね」「預かってもらうだけですから」なんて言う親御さんもいます。
厳しいことを言うようですが、気が付いているのでしたら、何故、動かないのですか?
スタッフと話をしてみる。
他の児童デイを探してみる。
児童デイの回数を減らして、替わりになるような学びの機会を用意する。
動けば、変わることもあります。
それなのに、ただ指をくわえて見ている、陰でグチグチ言う。
これは部屋に鍵を閉めて自由に過ごさせている児童デイと一緒です。
子どものために動けていないのですから。

どっかの支援機関や医師が勧めた児童デイだって関係ありません。
我が子の成長のために改善してほしいことがあるのなら、しっかり要求するべきです。
「地元にある児童デイは、どこもね…」という状況にしているのは、利用する親御さん達の責任でもあります。
結局、時間つぶしの児童デイに、一日一人8,000円の税金が投入されるのは利用するからです。
児童デイのスタッフの意識、専門性が上がっていかないのは、誰も文句を言わないから、それで良しとする状況があるからです。

児童デイに、何故、多額の税金が投入されているのでしょうか?
親御さんのレスパイトという目的もあるでしょう。
でも、放課後の時間も有効に使うことで、将来、子ども達がより働けるようになり、より自立度の高い生活ができるため、というのが一番の目的です。
子ども時代は児童デイで面倒をみて、大人になったら福祉施設が面倒みますよ、という意味ではありません。
しっかり学び、自立していけることが、本人の質の高い生活につながりますし、税金の支出を減らすことにもつながります。

このまま、目に見える形での効果が表れないようでしたら、児童デイに投入していた税金は減らされていきます。
そうなると、児童デイが減っていき、以前のように放課後は家で過ごします、という状況になりかねません。
そんな時代に戻って良いのでしょうか?
子ども達の学ぶ機会が減らされていいのでしょうか?
いま、利用している親御さん達が声をあげ、行動に移さなければ、未来の子ども達に影響が出るのです。
我が子のためにも、後輩たちのためにも、死んだふりはせず、動いてほしいと思います。

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