2015年7月30日木曜日

"不幸のヒロイン"が役名だったら断ってしまえ!

自閉症の人たちとお話をしていると、本人たちの口から出る言葉の8割以上がネガティブ発言ってことはよくある。
「最近、眠れない」
「また学校で失敗した」
「暑くて、もうだめだぁ~」
「私なんて、生きている価値が無い」
「社会は、自分のことを見捨てたんだ」
とかとか。

でもね。
一人ひとりを良く見て見ると、本人たちが言うほどダメじゃないと思うことも多々あるんです。
体調が悪いと言いながらも、普通に生活ができてるし、
学校で失敗した、行きたくないというわりに、毎日、休まず学校に行ってるし、友だちと遊びに行くし、
私なんて、生きている価値がないと言いながらも、今晩の食事を気にしてるし、今度、こんなことしたいなとか言ってるし。
そんなとき、ツッコミを入れたら、「あっ、そうすっね」とすぐに気がつく、聞き分けが良い方たち。

本人の苦労は、本人しかわからない。
だけど、実態以上に悲観し過ぎている人もいると思うよ。
これって周りの影響も大きいんじゃないかな。

支援者って、本人が"大変"という大前提で話を始める。
「大変だよね」
「失敗は辛かったよね」
「周りの理解がもっとあれば、生きやすくなるよね」
必ず「"困ってる"ことはなんですか?」と尋ねてくる人もいる。

そして、"できない"っていうのも大前提。
「他人とコミュニケーションを取るの難しいよね」
「8時間、働き続けるのは無理でしょ」
「文字が読めても、書けるようにはならないね」
「通常級はついてけないよ」
「一般就労!?ムリムリムリ。二次障害になっちゃうよ」

こんなことをずっと言われてたら、ネガティブな人間になってしまう。
自分が何もできない、不幸な人間だと思ってしまう。
そして、自分の可能性と未来まで否定するように・・・。

だから、もし今、関わっている支援者が、そんな毒ガスばかり吐く人なら、サヨナラした方が良いと思うよ。
そこまで大変と思ってないのなら、「いや、別に大変だとは思ってません」と言っちゃいなよ。
できる部分もあるのに、できるようになった部分もあるのに、できるようになる可能性があるのに、「できないよね」と言われたら、できる部分か、できる可能性を堂々と訴えちゃえ。

自閉脳で生まれた人は、幸せになってはならないの??
不幸であり続ける必要があるの??
できないままでい続けることって大切なの??

支援者が求める"自閉症者像"から飛び出してみよう。
支援し続けられるのは、支援者という仕事にとっては好都合。
でも、あなたという人は、それで幸せなの?

本当に辛ければ、成長するために手が必要ならば、助けを求めればよい。
だけど、その前に改めて自分自身を見つめてからでも遅くない。
「ないよ、ないよ」と言うけれど、親からもらった素晴らしい身体があるではないか。
今晩のごはんも、寝床も、スマホに、趣味のゲームだってある。
周りに温かく見守ってくれる人って、本当に一人もいないの?
社会って厳しい面もあるけれど、包容力もあるし、成長させてくれるチャンスも与えてくれる。

本当に不幸だったなら、不幸のヒロインを続けた方が良い。
でも、誰かに与えられた役だったら、すぐにその衣装を脱ぎ捨て、舞台を降りようよ!
社会って、想像しているより温かいよ。
障害について全然知らなくても、結構、理解してくれる人っているよ。
人が持つ回復しようとする力、成長しようとする力ってたくましいんだから!

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