2013年11月20日水曜日

「障害者雇用率が過去最高」の記事に思う

今朝の新聞に「企業で働く障害者が初めて40万人を超えた」という記事が載っていました。
その要因としては、今年の4月から障害者の雇用義務(法定雇用率:1.8%→2.0%)が強化されたことが挙げられていました。

実際に企業の中で働く障害を持った人たちが増えたという事実は、望ましい変化だと思います。
しかし、その増加した数字の背景に、数字のために雇われた人たちがいないかが心配になります。
本人にできることはあるのに、簡単な仕事しか与えられない。
または、まったく仕事を与えられない。
一般採用の人たちとは異なるいつまで経ってもキャリアアップできない仕組み。
低賃金と雇用の不安定さ。
このような話を見聞きします。

企業に就職できたことがゴールではないと思います。
賃金を得ることも重要ですが、自分の力を発揮し、安心して働けることがより豊かな人生につながっていくのだと思います。

法定雇用率の強化は入口を広げることです。
その入口を通ったあとの働く環境を整えることも同じように大切なことだと思います。
就職したものの、職場に障害を持った人の理解がなければ、力を生かして働き続けることができません。
障害を持った人も、他の職員と同じように能力によってキャリアアップできる仕組みがなければ、意欲をもって働くことができません。

障害を持った人たちが自分の能力を生かし、企業や社会に貢献しているという実感を持てるような働き方ができる仕組みも強化していかなければなりません。
そうしなければ、「数字だけの話に終わってしまう」と今朝の新聞を読み、感じました。

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