2013年11月7日木曜日

出来事を見て、自分の感情を知る

自閉症の人に自分の感情にレベルがあることを知ってもらうためには、どうしたら良いのか?

自閉症の人に、"ちょっと"不安な気持ち、"とても"怒る気持ちなどと言って、表現の違いで感情の強弱をつけるように教えても無理がある。
そもそも見えない感情を認知すること自体が苦手なのだから。

では、どうして感情のレベルをわかりやすく伝えていくのか。
それにはやはり自閉症の人が得意な見える形で伝えることが望ましい。
うちにある感情ではなく、現象として現れる、つまり自分で見ることができる出来事を通して、感情のレベルを認知するように導いていく。

具体的な支援でいうと、
例えば"不快な感情"について取り上げたとしたならば、まずどんな出来事が不快に感じるかを確認していく。
自閉症の人たちの捉え方は一人ひとり違うので、この確認作業を行うと何が不快に感じるのかを知ることができる。
そして出来事は見ることができるので、自閉症の人にとってもわかりやすい。
個人の不快に感じる出来事を確認したあと、その不快に感じる出来事に順番をつけていく。
「パソコンが動かなくなったこと」と、「お母さんに注意されたこと」はどっちの方が不快な気持ちになるか、など。
この出来事に順番をつけていくとき、不快レベル1とか、不快レベル2とか、数字で基準を示す場合もある。

このようにして、出来事を通して感情を確認し、その感情を伴う出来事順番をつけることを通して、感情のレベルを認知するように導いていく。
自閉症の人たちは例え自分の感情だったとしても、見える形で学ぶことが基本なのです。

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