2018年12月3日月曜日

発現する前に治す時代

仕事の関係で、また我が子の学校行事等で、幼稚園や保育園、学校へ行くことがあります。
そういったとき、感じるのが、定型発達と言われている子ども達の発達の課題。
特に、身体面、運動面で課題がある子、まだ未熟な子があっちも、こっちも、といった感じです。


私も子育てしていて思いますが、自然に任せておけば、勝手に発達していく、だいたいの発達課題をクリアして育っていく、というのは難しい。
遊びがどんどん乏しくなっていると感じます。
まだ私が子どもの頃なら、放課後も時間がいっぱいあったし、遊ぶ場所もたくさんありました。
公園の遊具だって、今みたいに守られたものではなく、スリルやワクワクがあったものでした。 
虫もたくさんいたし、川とか、木登りとか、あまり何々してはいけない、どこどこにいってはいけない、なんてことはなく、自由な時間を謳歌することができました。
そういう中で、当然、私の中にもあった発達の課題はいつしか育まれ、クリアされていったのだと想像します。


一方で、今の子ども達は忙し過ぎます。
学校も、小学校一年生から15時近くまで授業があるし、みんな、習い事で忙しい。
結局、親も忙しいから、子どもも習い事や学童で時間を埋めているのでしょう。
チコちゃんに怒られそうですが、ボーと生きる時間が、子ども達の脳を育む時間だったりすると思うのです。


創意工夫、身体が遊び道具の遊びから、インスタントで、部分的な遊びへの変化。
子ども達の遊びが乏しくなれば、当然、発達課題のやり残しが出てくるし、刺激の乏しさが脳の偏りを作ります。
また、食事もどんどん貧しくなっています。
長年、浴び続けてきた農薬と化学肥料により、土の栄養が貧しくなったから。
当然、その土から育った作物は、昔のような栄養素を蓄えていません。
野菜を食べても、得られたのは水分のみ、なんてことも。
栄養の偏り、乏しさは、子ども達の心身の発達にダイレクトに影響します。


私達、親世代の体内にも、いろんな要素が蓄積されているでしょう。
環境面のリスク因子を体内に貯め込み、それを子どもの世代に渡してしまったのは確かです。
そう考えると、子ども達の世代、そしてその次の子ども達の世代へと移っていくたびに、発達の課題やリスクを持った子が増えていくのは、想像に難しくありません。


きっと近い将来、赤ちゃんや幼児を対象にした運動教室、訓練が一般的になると思います。
現在でも、スポーツクラブや運動教室に通おうとしても、その前段階、基礎となる運動ができていない、身についていない子ども達も多いのですから。
基本的な動作に遅れがあるということは、乳幼児期に根っこがあるということ。
ですから、そういった子ども達が当たり前に見られる未来は、ハイハイ運動や寝返り運動など、生きる上で土台となる運動、動作を習ったり、敢えてやり直したりするニーズが生まれているはずです。
「呼吸教室」なんていって、呼吸を育てるための習い事ができたりして。


つい数年前までは、仕事で出会う親御さん達はみんな年上の方ばかりでしたが、いつしか、年下の方ばかりになりました。
子どもさんの年齢が幼いですし、その下に兄弟児もいたりします。
ですから、近頃、発達に課題がある本人だけではなく、兄弟児も一緒にみるようにしています。
最初は、自然な運動発達を見て感じてもらうため、本人の子育てのアイディアとして、兄弟に協力してもらっていたのですが。
兄弟児もより良く育ってほしいという想いから、気づいたことをアドバイスさせてもらっています。


兄弟児ですから、遺伝的要素も少なからず持っていると考えられます。
なので、早期から、お兄ちゃん、お姉ちゃんに課題が見つかる前の年齢から発達援助をやれば、発達障害の有無に関わらず、より良く育つだろうし、もし要素を沢山持っていたとしても治りが早いはずです。


次の世代、その次の世代の子ども達と併せて考えれば、発現する前に治す時代がくるでしょう。
本当の早期療育とは、そのことを言うはずです。
今みたいに、早い段階からギョーカイが唾をつけておくシステムとは根本的から違っているのです。


神経発達に課題やヌケがある子ども達に対して、神経発達を促す刺激、環境を整えれば、治っていくのも、脳内で代替のネットワークが構築されるのも、当たり前の話。
ですから、もうちょっとしたら、発現する前の子ども達を治す仕事をやろうかな、なんて思います。
あとは、治っていった元発達障害の大人たちが、家族を作り、子どもを授かったとき、その子の発達援助サービスも。
社会を変えるのも、子ども達の環境を変えるのも、土壌や食物を変えるのも、私にはできませんので、将来的には発現する前に治す仕事ですかね。
その時代を見据えて、今から準備、日々精進です。

4 件のコメント:

  1. 出張の依頼は、どのようにしたら出来ますか(>_<)⁉️

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    1. 出張のご依頼、お問い合わせは、『てらっこ塾』のホームページにございますメールアドレスの方へお願い致しますm(_ _)m
      HP→terakkojyuku.com

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  2. ホームページを拝見しました。出張をお願いしようと考えていたのですが、費用が高すぎて、お願い出来そうにありません(>_<)
    我が家は毎月、生活するのにギリギリで、貯蓄なども全く出来ておりません。とても悲しく、情け無いです。
    どんなに頑張っても、我が子を大久保さんに見ていただくことは出来そうにないです。苦しいです。

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    1. メール相談は無料ですから、よろしければご相談下さい!
      一緒に考えましょう^_^

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