2016年9月1日木曜日

自殺しようとする子がいたら…

まずは、大きな声で「バカ野郎!!」と言いますね。
「自殺なんか考えてるんじゃねー!」
「ふざけるのも良い加減にしろ!」
とにかく本気で怒るのが先だと思いますね。

今日、9月1日は子どもの自殺が最も多い日だと言われています。
ですから、いろんな人達が、そういった子どもに語り掛けます。
「辛いんだね。無理して学校に行く必要がないよ」
「私もずっと学校に行きたくなかった。学校に行かない選択肢だってある」
「学校がすべてじゃないんだ。学校に行かなくたって、生きていける」
「親御さんは子どもの変化に気が付き、登校のプレッシャーをかけないように」
などなど。

こういったメッセージを見るたびに思うんですが、これって自分が子どものときに掛けてもらいたかった言葉ですよね、ほとんどが。
これって今まさに自殺を考えている子に向けられるメッセージのはずですよね。
だったら、大人の役割として、まずやることは共感じゃないでしょ。
責任ある大人がやることは、「自殺なんてバカなこと考えるんじゃない!」という怒りのメッセージを伝えることではないかって思うんです。
そんな考えを持つこと自体を否定しなきゃだめでしょ、特に相手がまだ成長途中の子どもなんだから。

親御さんから「うちの子が、自殺しようとして」とか電話が来ることもあります。
あとから切った手首を見せてくる(敢えて言いますが)バカもいますし、何かあると「もう自殺しかない」とか言ってくるバカもいます。
そんな若者たちを目の前にしたら、私は心の底から「バカ野郎」って言いますよ。
そこに至るまでの挫折や辛さはあるでしょうが、それよりも伝えるのは「自殺は絶対ダメ」「そんな選択は許さない」っていうメッセージだと思うんです。
衝動的に行動した人もいれば、本気の決意をもって行動した人もいます。
だから、私は、というか責任ある大人は、本気で自殺を否定しなきゃいけないと思います。

共感や問題の解決は、あとからでもできます。
でも、自殺の否定をやっておかなければ、再び何かあったときに試みる危険性があります。
また、こうすれば周囲をコントロールすることができるというような誤学習、誤認識を生む危険性もあります。
実際、本気で自殺する気がないのに、繰り返す若者もいますので。

世界を見渡せば、生きたくても生きられない人達が今、この瞬間にも多くいます。
そして、日本にも病気などでなくなっていく命もありますし、祖父母やその1つ上の世代の人たちは、死と隣り合わせの中を必死に生きてきた人達なんです。
そういったことを教わるのも学校でしょ。
「学校に行かなくても働けるし、生きてもいける」というのは、行かなかったことによるデメリットをきちんと伝えていません。
行くことで得られるメリット、デメリット。
行かないことで得られるメリット、デメリット。
それを両方きちんと伝え、子ども自身が選択できるようにするのが支援でしょ。
子どもは染まりやすいですし、特に自閉っ子達はそのまま飲みこみやすい。
だから、発言には気を付けなければならないのです。

「死んだら、また生き返って人生をやり直す」なんてことを真顔で言う子もいます。
「それはマンガか、ゲームのやり過ぎで、もし生き返ったとしても、同じ課題は残ったまま。また同じ課題にぶつかったら死のうとするのかい?」なんてことを言ったことがあります。
ニュースでも悲しい報道がなされると、周囲が悲しんでいる様子が伝えられ、また専門家、コメンテーターの人達が「担任ガー」「学校ガー」「カウンセラーの配置」「学校システムの崩壊」「多様な学びを~!」と言います。
でも、誰一人、「自殺なんかしてバカ野郎」と言いません。
こういった不幸な出来事がもう起きないように、一人でも思いとどまれるように、「自殺を考えてる子、絶対にダメだ!私達は許さない!」というメッセージを送るべきではないでしょうか。
結構、思い悩んでいる子達は、このような報道をしっかり見ています。
そして、結構、真に受けている子も多いというのが、私の肌感覚です。

「学校のシステムが悪い」「私達(発達障害の子)には、現行の学校制度以外の多様な学びが必要だ」「だから、学校に行かなくても良い」などと、一部の人の主張をそのまま鵜呑みにして信じている若者も少なくありません。
でも、いじめの問題は、学校の問題ではなく、いじめる子の問題です。
学校のシステムを変える前に、いじめる子をどうにかするのが大人の仕事です。
長期休みのあと、朝起きれないのは、夏休み中、生活が乱れているっていう原因もあります。
基礎基本である生活リズムを整えてから、もう一度考えるべきです。
嫌かもしれないけれど、学校に行くからこそ、養える成長があり、将来に活きる学びがあるってことも伝える必要があると思います。
声高々に主張する大人たちの中には、主張ありきの人も少なくありません。

自殺を試みた若者に私が必ず言うのが
「死んだとしても、絶対に線香をあげになんか行かない」
「涙の一滴も流さないし、共感もしない、かわいそうだとも思わない」
「〇〇のことは大バカ野郎と言うし、一生許さないから」
大人が本気で「No」と言うことが、誤った選択を思いとどまらせ、未来の希望の芽を守り、育てることだと考えています。
だから、私は今、悩んでいる子ども達にこう言います。
「自殺なんか考えるんじゃねー!バカ野郎!!」

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