2016年7月15日金曜日

新しい問題が出てきたのは、発達の階段を1つ上ったからかもしれない

様子を見ていると、「あれっ、今までなかった問題が出てきたぞ」ということがあると思います。
環境や対応、ルールの変化で新しい行動が出てくる、できていたことができなくなるということではなくて。
「特に変化や変更はなかったのに、おかしいな」というケースです。

私も関わっている人で、子どもも、大人も関係なく、「新しい課題がでてきたな」って感じることがあります。
これって、せっかく落ち着いていたのに~、安定してたのに~って捉えがちなんですが、ネガティブなことだけとは限らないんです。
むしろ良い兆しだったりする。
「その前段階の課題がクリアされたから出てきた課題」
「心身が安定したから出てきたそれまで抑圧されていた課題」
ってこともあるように感じます。

ポジティブな課題っていうのもある、と私は考えています。
それまでできなかったことができるようになって、その分、認知や身体機能が高まって出てくる課題があったり、精神疾患の症状が良くなってから出てくる課題があったり。
新しい行動を起こすにもスキルが必要ですし、心身のパワーが必要ですから。
このような背景のある新しい課題が出てきた人の場合、新たな段階へ進む準備ができた証拠と捉えるようにしてます。
一つの課題がクリアされたら、次の課題が出てくる。
これって自然なことだと思います。

新たな問題が起きれば、モグラたたきのように、上から押しつけようとする支援者って嫌ですね。
もっとその人の成長、発達という観点で見れないかなと思います。
「新しい問題が起きました」→「はい、精神科薬追加」
「新しい問題が起きました」→「はい、やらなかったら、ご褒美。はい、消去」
「新しい問題が起きました」→「はい、×マーク&衝立」
っていうのは、本当の意味で発達援助と言えるの!?って感じですね。
その瞬間で判断するのではなく、「発達の階段どの位置かな?」っていう視点が大事ではないでしょうか。
新たな問題が出てきたとき、「もしかしたら次の発達課題に取り組み始めたのかもしれませんね」と言うようにしています。

0 件のコメント:

コメントを投稿