2015年9月2日水曜日

自閉症支援界のアウトリーチ

録画しておいた一昨日のNHKの「プロフェッショナル」を観たら、こちらから出向き、直接支援する手法を"アウトリーチ"と言うことが分かった。
今まで自分の仕事を「家庭教師」「家庭支援サービス」「訪問支援」と何だかしっくりこないまま言っていたが、「アウトリーチ」と言う方がかっこいいので、これからは「アウトリーチ大久保」でいこうと思いました(笑)

番組で取り上げられた方は、ひきこもりや不登校、非行など、若者の抱える悩みや苦しみに寄り添い、支援しているNPOを設立した人です。
対象は違えど、直接支援、訪問支援という同じ方法をやられている方だったので、その意義を理解し、実践されている姿に共感と刺激を受けました。

やっぱり直接支援、訪問支援って大事だと思いますよ。
もちろん、リスクも多いけれど。
直接、そしてこちらから出向くからこそ、本人に伝わるものもあると思っています。

他の支援機関の人と会うと、「私にはできないな」「怖いから嫌だ」「責任がかなり大きくなっちゃう」なんて率直な感想を述べてくれます。
確かに、一人ひとりに合わせて訪問していたら効率は悪いですし、家庭に飛び込むということは危険性も、責任も大きくなる一方です。
しかも、本人だけではなく、家族もひっくるめて支援することになります。
一度、首を突っ込んでしまったら、簡単には抜け出すことはできません。
でも、そうだからこそ得られるやりがいがありますし、直接的なアプローチ、家族を含めた全体的なアプローチは、相談室で、ある場面のみを切り取った支援を行うよりも、違った効果があるのだと思います。

アウトリーチの手法は、まだまだメジャーではありませんし、他の機関の人が言うように誰でもやりたいような仕事ではないと思います。
しかし、地域資源の豊かさは選択肢があることだと考えています。
相談だけでOKの人もいれば、直接支援が必要な人もいる。
相談室、療育機関でOKな人もいれば、家庭での支援が必要な人もいる。
本人だけでOKな人もいれば、家族をひっくるめて支援が必要な人もいる。
同じ特徴の資源がいくらあっても、真の豊かさにはなりません。
同じ絵柄のトランプで神経衰弱をしても、ちっとも面白くありませんから。

自閉症支援界のアウトレイジではなく(笑)、アウトリーチとして頑張っていきたいと思います。
良い刺激を与えてもらった一昨日の番組でした。
ちなみに再放送は、9月5日(土)午前1時10分~総合テレビです。
さあ、激しい雨ですが、午後からも行ってきます!

4 件のコメント:

  1. アウトリーチ大久保!
    カッコイイです!
    感謝と共に応援してます。

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    1. TOSCOさんへ

      称賛&応援していただき、ありがとうございます。
      こちらこそ、本人の人生の1ページに関われたことを嬉しく思っています!
      是非、尾ひれをたくさんつけて「アウトリーチ大久保」のことを広めてください(笑)

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  2. アウトリーチ大久保!素晴らしいです。
    残念ながらTV見逃しました。いろいろと調べましたよ。困っている方の元へ直接支援する。
    まさにアウトリーチ大久保の出番です。
    ワクワクしますね。

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    1. Keisuke niwaさんへ

      依頼する方にしたら、やっぱり家に来られることは勇気がいることのようです。
      しかし、出向くことによって見えてくることもあります。
      どのような場所で生活しているのか、家庭の雰囲気はどうか、兄弟との関係はどうか、大切にしているもの、お気に入りの場所はどこか・・・。
      こういったことは、お話を聞くだけでは分かりません。
      何故なら、本人や保護者の方にとっては、どれも当たり前の様子であり、特段気にも留めていない場合が多いのです。
      しかし、支援では"雰囲気"を掴むことが大事になってきます。

      ご連絡をくださる方は、必死に成長や変化を模索している人、そして藁をもつかむような状況の人たちです。
      特に切羽詰まっている人は、見動きすら取れなくなっている場合が多くあります。
      ですから、その状況に風穴を開けるべく、飛び込む支援者が必要だと思っています。

      話を聞いて相談に乗ることはできる人がたくさんいるかもしれませんが、訪問し、直接支援する人間は少ないのが現状です。
      支援者の元に行けない困っている人もいる。
      そんな人のところへ飛んでいけるような支援者でいたいですし、その道を究めるため、鍛錬が必要だと思っています!

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