2014年6月30日月曜日

個別指導の時間はありますか?

「個別指導の時間はとれません」
このように学校から言われましたと、教えてくれる親御さんは少なくありません。
特に通常学級にいるお子さん達です。
時々、特別支援在籍のお子さんもいますが・・・。

新しいスキルを身に付けるとき、一番大切なことは1対1の個別指導の時間です。
環境が整った中で、学ぶべきポイントに集中して指導を進めていきます。
この個別指導の時間で身に付けたあとで、実際の場面でスキルが実行できることを目指していくことが、自閉症の人たちに最も適した学び方です。

現在の多忙な状況を考えると、通常学級では教員の数も限られており、個別指導の時間を設けることは難しいといえます。
そうなると、教科以外の部分で新しいスキルを身に付けたい場合は、家庭が担わなくてはならないということになります。

近頃、通常学級在籍の方と接して感じることが、1対1で丁寧に学ぶ機会がほとんどない、ということです。
みなさん、教科学習に関してはほとんど問題なくきていましたが、大なり小なり人間関係等で多くのトラブルを抱えてきていました。
お話を聞くと、社会性に関わる部分など、「誰も教えてくれなかった」というようなことをおしゃる方もいます。

TEACCH部のスタッフにコンサルテーションしてもらうと、必ず「どこが1対1の個別指導をするエリアですか?」と尋ねられます。
つまり療育機関において、個別指導とその場所があることは必須の条件であり、とても重要であることを表しています。

集団の中では、その場に応じた振る舞い方ができているように見えても、実際は他人の動きを見て、なんとなく動いているようなこともあります。
物事の理解や新しいスキルを身に付けるには、やはり個別指導が大切です。
この時間が確保できるかどうかが、現在の生活、そして将来の生活へと重要な意味をもたらす、と考えています。
特に通常学級に在籍している子ども達とその親御さん達には、この個別指導の大切さを伝えていく必要があると危機感に近い感情をもっています。

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