2017年12月13日水曜日

我が子の発達、成長に再現性は必要なし

エビデンスのある療育をやっているはずなのに効果が見られないというのは、よっぽど腕が悪いのだと思います。
エビデンスというのは科学的根拠があるということであり、科学というからには再現できることが重要だからです。
効果を再現させることができないとしたら、その人の腕か、そもそもエビデンスが得られたという研究自体に問題があるのでしょう。


専門家と言われる人達は、「何度も研修を受けて、しっかり知識と技能を習得できなければ、きちんとした効果が出ない」と言います。
これが真実だとしたら、専門家がいなくなってしまいます。
効果を出していない人ばかりなのですから。
また別の言い方をすれば、そこら辺の支援者がせっせとその療育をしても、親御さんが家庭で療育をしようとしても「無駄だ」と言っていることになります。
多くの人達が、効果を再現することのできない療育とは、本当に価値のある手段だと言えるのでしょうか。


その療育の免許を持っているような専門家ですら、ほとんどの人が発達障害の人達のことを根本から発達、成長させ、自立させることができていない現状があります。
エビデンスのある療育と言っても、効果は時間も、場所も、スキルも、限定的なのです。
それに効果を出すためには、エビデンスが得られたという研究がそうだったように、当事者の人達を研究用のマウスのような統制され環境の中、条件をコントロールする必要があるのです。
「効果を再現するには、実験室のような条件と環境が必要」というのなら、それこそ、家庭や学校では行うことができません。


私は、この世にエビデンスのある療育など無いと思っています。
何故なら、同じ人間は存在しないからです。
例え同じ人間であったとしても、同じ状態でいることはできません。
受精した瞬間から人は発達を始め、死ぬ瞬間まで変化し続けます。
ですから、エビデンスの元になった対象者だって、その瞬間は効果が得られたとしても、次の瞬間、また同様の方法で効果が得られるとは限らないのです。
刻一刻と変化を続けるヒトに対してエビデンスを得ることは不可能だといえます。
どこまでいっても再現したことにならないからです。


エビデンスがある、つまり、どこかの知らない人で得られた効果を、我が子に再現させることにこだわることはないと思いますし、ほとんどの場合、できるはずがありません。
その人と我が子は同じではないのですから。
それよりも、目の前にいる我が子に効果がある方法を見つけ、考えれば良いのだと思います。
親御さんも、この手間暇を省いてラクしようと、エビデンスというインスタントな方法に飛びつくから、うまくいかないのです。


我が子の成長に、再現性は必要ありません。
そのとき、そのときで考えた方法で、発達と成長を後押しできたら良いのです。
おのおのが試行錯誤するからこそ、効果が生まれるのだと、私は考えています。

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