素晴らしい学びの機会

夏休みは、TEACCH®アドバンストピックセミナーに参加してきました。
講師はシャーロットTEACCHセンターの所長のジョイス先生とルース先生でした。
前回、6年前のTEACCH5dayアドバンスの実技研修でも、ジョイス先生のチームから指導して頂きましたし、2年前、ノースカロライナに行ったときもシャーロットTEACCHセンターで検査等についての講義を受けさせていただきました。

お話を聞かせていただく度に感じるのですが、短い言葉や表現の中にとても深い意味がある。
端的に自閉症支援の中核を表現し、伝えることのできるのは、本当のプロフェッショナルだと思いますし、その言葉を直に聞くことができることは幸せなことだと思いました。
今回のトレーニングも大変多くの学びがあり、日々の支援を確認する上でも重要な機会となりました。

詳しく書くことはできないのですが、「自閉症カリキュラム」というキーワードが今回、1番印象に残りました。
将来の自立のためには、"教科カリキュラム"だけでは不十分であり、"自閉症カリキュラム"も行っていく必要がある。
この"自閉症カリキュラム"という視点の大切さを再確認することができ、今いる地域で求められている日々の支援も"自閉症カリキュラム"に関する部分だと思いました。
また、「認知の柔軟性の指導」「コンサルテーションの仕方」「インフォーマルアセスメント」なども勉強になりました。
これらの学んできたことは、日々の実践を通して、地域のみなさんに還元していきたいと考えています。

今回の受講生を見渡すと、本を執筆されている方や講演をされている方、この分野では有名な専門家の方たちが多くいたことに驚きました。
そして、私が後援組織を持たず、しかも低料金で、民間の自閉症療育を行っていることに大変驚かれました。
「家庭訪問+療育」という形は、日本ではほとんど行われておらず、でも大変重要な部分であるという意見を有難いことに多くの方にいただくことができました。
民間で教室を開き、自閉症療育を行っているところもありますが、だいたいの相場が50分1万円ということでした。
そう考えると、私は訪問ですし、大変リーズナブルな料金設定かなとも思いました(笑)
しかし、自閉症療育を本人や家族のみなさんに身近に感じて欲しい、という"コンビニ的"自閉症療育をコンセプトにしていますので、今のところはこのままで、と考えていますのでご安心を!

このような素晴らしい学びの場に参加できたことを嬉しく思います。
シャーロットTEACCHセンターの所長のジョイス先生とルース先生、主催者の皆さま、心より感謝申し上げます!
 

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