【No.1403】開業12年目を迎えて

お子さんの、またはご本人の発達の悩みを聞く仕事を続けてきました。
すると、わかるのですが悩みと悩みが繋がっていく感じがします。
ある子の発達の悩みが、また別の子の発達の悩みと繋がっていく。
あるお母さんの悩みが、別のお母さんの悩みと繋がっていく。
ある子の発達の悩みが、ある大人の発達の悩みと繋がっていく。
家族の悩みと子どもの悩みが繋がっていく。


同じ発達に関する悩みだったとしても、一人として同じ悩みや背景はなくて、同じ解決方法も、育てる方法もない。
だけれども、なんだかお互いが繋がっている。
繋がっているからこそ、この子のアイディアが、あの子のアイディアになっていく。
そして目の前の子と家族を全力で援助することが、別の子の発達を後押しすることにも繋がっていく。


日本中にいる発達に悩みを持つ子と家族を援助し、治る後押しをすることはできないけれども、この子が治ると、あの子も治る。
それは場所を超えて、時間を超えて、世代を超えて。
だから、我が子を治すことはただその子だけのためにあるのではない。
我が子を治すことは、別の子を治し、これから生まれてくる子ども達の発達をよりよいものに変えていくエネルギーとなる。


今まで1000人以上の発達相談を行ってきました。
人数から言えば、まだまだ大きな数とはいえませんが、その一人ひとりが繋がり、大きな輪になっている気がします。
お子さんの変化を見た別の親御さんが触発され、「よりよく育てよう」「治してあげたい」と動き、実際に治ったこともあったでしょう。
ですから、みなさんに「ありがとうございます」と伝えたいです。
子ども達がよりよく育つための縁を広げてくれたことに。


函館も雪がなくなり、あと1か月もすれば、一斉に花や木々、植物が顔を出すことでしょう。
皆様にとって新年度がよりよいものとなるようにお祈りいたします。
12年目に入ったてらっこ塾も、応援よろしくお願いします!




=======================

▷てらっこ塾HPはこちら
発達相談の内容、ご依頼方法の紹介、問い合わせフォームがあります

▷YouTubeチャンネル『発達援助のこころ』はこちら
我が子の発達を後押しするコツを動画配信しています

▷『X(旧Twitter)』はこちら
その時々で連想したことや出張相談、講演会の告知をしています

▷ラジオ『発達援助のお応えしています
お便りでいただいた発達に関するご相談に声で回答しています

▷書籍購入はこちら
『医者が教えてくれない発達障害の治り方』(花風社:2021)
『ポストコロナの発達援助論』(花風社:2022)

コメント

このブログの人気の投稿

【No.1358】体軸が育つ前の子と、育った後の子

【No.1364】『療育整体』を読んで

【No.1391】『発達障害治療革命!』を読んで