2016年8月11日木曜日

山登りをしてコミュニケーションの勉強

山登りをしていると、すれ違う人同士で自然と声が交わされます。
「こんにちは」
「日陰は気持ちいですね」
「もう少しで頂上ですよ」
「頑張ってくださいね」
「あっちにきれいな植物が咲いていましたよ」

山登りする度に、私は思うんです。
これってコミュニケーションの勉強だなって。
コミュニケーションや人と接することが苦手な子も、最初は声を掛けられても、返事はしない、顔も合わせないだったのに、歩を進めていくうちに、すれ違う人の方を見るようになり、声は出なくても軽く会釈をするようになり…下る頃には自分から挨拶するってこともありますね。
有酸素運動で脳の活性化、呼吸が深くなりリラックス、不安定な道を歩くことで足や土台への良い刺激や身体の余分な力が抜けること、身体を通した体験が同じ体験の人への共感を補助、自然な揺らぎがある環境など、様々な理由、効果があるのでしょう。

私には理由を特定することはできませんが、家、部屋、施設で勉強をするよりも、外に出た方がより良い変化が見られるって人がいますね。
以前、家で座って勉強していると、言葉がスムーズに出なかったり、考えるように促しても「わかりません」ばかりだったりする子がいたんです。
で、あるとき、その子と散歩をしました。
そしたら、言葉のたどたどしさが見られないし、考えて行動するし。
だから、その子との勉強は外でやることにしたんです、歩きながら。
苦手だった人間関係の勉強するとき、「相手はどう思っただろう?」「これからはどうしたら良いだろう?」などの問いかけに、しっかり考えて答えるようになったんです。
そして学校でも、その子の行動が変わりました。

この件から外も勉強する場の一つに加わりました。
20代の頃は、がっちり環境調整、がっちり視覚的構造化で、SSTだった私ですが(笑)
もちろん、環境調整が必要な場合はありますが、構造化された環境、構造化された方法じゃないと発達を促せないってことはないですしね。
二次障害を持っている方とか、不登校やひきこもり状態の方とかと一緒に散歩したり、ジョギングしたり…海辺で裸足になって歩きながら話を聞くってこともあります。
これを繰り返していくうちに元気になる方も少なくありません。
特別なことはやっていませんが、相手の方と向き合っていて「ここじゃないな」と感じたときに、「外でやってみない?」と訊いてみるようにしています。


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